2021年7月に話題になったニュースまとめ(デイリー更新版)

     
  • 公開日:2021.7.2
  •          
  • 更新日:2021.8.8
2021年7月に話題になったニュースまとめ(デイリー更新版)
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政治/経済ニュースからエンタメの話題まで【2021年7月】に話題になったニュース、最低限抑えておきたいニュースをまとめています。昨日のニュースや3日前のニュースなど忘れがちの人は、ぜひチェックしてみてください。

目次

7月1日(金)〜7月4日(日)週のニュース

【新型コロナ】ワクチンパスポートを今月下旬にも発行へ、加藤官房長官明かす(7月1日)

ワクチンパスポートは、日本国内でのコロナワクチンの接種歴を担保する証明書。海外渡航の際に活用する。当面は紙書類となるが、将来的にはデジタル化も検討。ヨーロッパではすでにEUとしての共通のワクチンパスポート制度が始まっており、日本も対策急ぐ。

関連ニュース
・ワクチンパスポートを今月26日から申請受け付け(7月13日)
・ワクチンパスポートの申請受付開始、住民票のある自治体で申請可能(7月26日)

【新型コロナ】首都圏のまん延防止等重点措置が五輪期間中も継続される見通し(7月1日)

今月11日で期限を迎える首都圏1都3県のまん延防止等重点措置について、2〜4週間の間、延長される見通しとなった。すでに感染者のリバウンド増加傾向が見られており、解除は難しいとの見方。今月23日から開催される東京五輪も無観客とする可能性が高まる。

【MLB】大谷翔平のオールスターゲーム出場決定、ファン投票1位で堂々選出(7月2日)

アメリカンリーグの指名打者部門でファン投票1位となり、指名打者での出場が決まった。大谷翔平がメジャーリーグのオールスターゲームに出場するのは渡米4年目で初。オールスターゲームの前日に行うホームラン競争にも日本人選手で初めて出場する。

関連ニュース
・投手としても出場決定、オールスター史上初の二刀流披露へ(7月5日)

【国内】NTTドコモ子会社「NTTぷらら」から800万人分の個人情報が流出したおそれ(7月2日)

NTTぷららは映像配信サービス「ひかりTV」を運営。機器の配送を委託していた子会社が不正アクセスの被害を受け、利用者の名前や住所など800万人分の個人情報が流出した可能性。

【政治】小池都知事が10日ぶり登庁(7月2日)

小池都知事は過労から入院。しばらくテレワーク中心に業務を行っていた。10日ぶりの対面会見では、コロナには感染しておらず、あくまで過労(体力の問題)だったと明かした。

【経済】三菱電機の杉山社長が引責辞任、組織レベルでの検査不正の責任取り(7月2日)

記者会見で鉄道用装置の不正検査問題について、35年以上にわたり組織的に行われてきたものと認めた。三菱電機はJRの車両などに製品を納入しているが、安全性は問題なく、ただただ検査が不正に行われてきただけと説明している。正式な調査結果を9月にも公表する。

【天気】関東・東海地方で記録的大雨、熱海では土石流で死亡者も(7月3日)

梅雨前線が停滞し断続的に雨が降った。静岡県熱海市では土石流が発生、2人の死亡が確認された。5日時点で行方不明者は24人に。

関連ニュース
・静岡県知事が県による「盛り土」の検証に言及、土石流が起きた原因として指摘あり(7月5日)

【将棋】藤井二冠がタイトル初防衛&史上最年少での九段昇格(7月3日)

棋聖戦五番勝負を3連勝で初防衛、昨年夏に獲得した「棋聖」タイトルを堅持した。同時に史上最年少の18歳11か月での九段昇格を果たした。

【都議会選】自民党が第1党を奪取も自公で過半数に届かず、都民ファーストの会は大幅に議席数減らす(7月4日)

秋の衆院選の前哨戦と位置づけられる4年ぶりの都議会選。自民党が前回から8議席を増やした33議席で議会第1党に。ただ、目標としていた自公合わせての議席過半数には届かず。小池都知事の支持母体である都民ファーストの会は14議席減らした31議席に落ち込んだ。

関連ニュース
・再選した都民ファーストの会の木下富美子議員が免停中に交通事故、党が除名処分に(7月5日)

そのほか今週の主なニュース

  • 福田康夫元首相が森友公文書改ざん事件に「極めて遺憾」、政府の対応に苦言
  • 中国共産党が創立100周年を記念する式典、習主席が台湾含めた中国の完全統一の実現に言及
  • 仏当局がユニクロ捜査との現地報道、ウイグル強制労働(人道に対する罪)の隠匿の疑いで
  • 米メディアら東京五輪での海外メディアの行動制限に抗議、IOCはコロナ対策のためとコメント
  • 有罪判決の河井元法相から現金受け取った議員ら100人が不起訴処分に、事実上の司法取引との見方

 

7月5日(月)〜7月11日(日)週のニュース

【社会】「送りつけ商法」めぐる改正法施行、商品の即処分が可能に(7月5日)

一方的に商品を送りつけ代金の支払いを催促する「送りつけ商法」。従来だと商品の到着から14日以内であれば通常の売買契約として成立してしまう可能性があったが、改正特定商取引法の施行に伴い同14日ルールが撤廃。商品が即処分できるように。代金の支払いも催促されない。

【国際】サッカー仏代表選手が日本人差別疑惑で謝罪声明(7月5日)

バルセロナ所属のデンベレ選手が謝罪声明を出した。ホテルの日本人スタッフを撮影しながら人種や言語をからかう発言をしていた。動画は短時間で投稿が消えるSNS(Snapchat)に2019年ころに投稿されたものと見られる。

関連ニュース
・楽天の三木谷社長がスポンサーの立場からバルセロナに抗議表明(7月6日)
・KONAMIがグリエーズマン選手との契約解除、動画内で一緒に笑顔で映る(7月7日)
・バルセロナが公式な謝罪声明「非常に遺憾」(7月7日)

【プロ野球】松坂大輔が現役引退を発表(7月7日)

西武の松坂大輔が今季限りでの引退を発表。松坂は現在40歳。高校時代に横浜高校のエースとして甲子園に出場。春夏連覇を達成し「平成の怪物」と呼ばれた。2008年にはメジャーで18勝、2006年、2009年にはWBCで日本のエースとして活躍した。ここ10年ほどは怪我で苦しんだ。

【メジャー】エンゼルス大谷翔平が日本人最多となる32号ホームラン(7月8日)

これまで日本人、アジア人最多は松井秀喜の年間31ホームランだったが、この記録をシーズン前半にて早くも更新した。大谷翔平は来週、日本人初となるメジャーリーグのホームランダービーに出場する。

関連ニュース
・大谷翔平が33号ホームラン、外国出身選手が球宴前に放ったホームラン数で歴代1位タイ(7月10日)

【新型コロナ】東京都に4度目の「緊急事態宣言」発令へ(7月8日)

菅首相が記者会見で明らかにした。7月12日から8月22日まで1ヶ月半近く発令する。今月23日に開幕する東京五輪も緊急事態宣言下での実施がほぼ確実となった。東京都の1日あたりの新規感染者数は5月以来に900人を超え(8日付)、感染再拡大の兆しを見せている。

関連ニュース
・東京都内の五輪会場をすべて無観客に、丸川五輪相が表明(7月8日)
・首都圏3県ほか北海道や福島でも五輪会場を無観客にする方向(7月10日)

【新型コロナ】西村経済再生担当相の「金融機関に働きかけ」発言を政府が撤回(7月9日)

西村経済再生担当相が、酒類提供禁止に従わない飲食店に対して(融資している)金融機関から飲食店に働きかけてもらう方針を提示。これに対して事実上の圧力ないし優越的な地位の濫用と批判の声が殺到。発言からわずか1日で政府として発言撤回した。

【天気】九州3県に大雨特別警報、「線状降水帯」による集中豪雨も確認(7月10日)

鹿児島、宮崎、熊本の3県に大雨特別警報。鹿児島県では短時間の集中豪雨をもたらす線状降水帯も発生。いくつかの地域で6時間で200mmを超える記録的大雨が確認された。

【国際】デジタル課税&法人税の最低15%ルール導入で合意、G20財務相・中央銀行総裁会議(7月11日)

10月にも最終合意、2023年の導入を目指す。各国共通のデジタル課税制度をもうけるほか、法人税を最低15%以上とする新ルールを各国に義務付け。日本含めた131カ国(&地域)が導入合意。GAFAはじめとしたグローバルIT企業の課税逃れに対処する。

そのほか今週の主なニュース

  • 「かっぱ寿司」運営会社を家宅捜索、田辺公己社長が競合他社の営業秘密を不正に取得した疑い
  • 「スター・ウォーズ」新プロジェクト発表、日本のアニメスタジオと組んで新作短編を制作
  • 伊藤詩織さんに中傷ツイートした元東大准教授に賠償命令、東京地裁
  • 南米ハイチの現職大統領が暗殺される、暫定首相が非常事態を宣言
  • 福原愛が台湾人の夫との離婚発表、今年3月には福原愛の不倫疑惑が報じられる
  • 茨城県のロックフェス「ロッキン2021」が開催中止、茨城県医師会がコロナリスクで中止求める
  • 東京五輪アプリ受注めぐる手続きに問題なかったか再検証へ、平井デジタル担当相が表明
  • アニメ「鬼滅の刃」を制作したアニメスタジオ(ufotable)の社長を脱税容疑で在宅起訴
  • PRTIMESに不正アクセス、公表前のプレスリリース情報が流出

 

7月12日(月)〜7月18日(日)週のニュース

【宇宙】米宇宙旅行会社が初の有人試験飛行に成功、来年にも商業化予定(7月12日)

米ヴァージン・ギャラクティック社が創業者のリチャード・ブランソン氏らを乗せた有人飛行試験に成功した。すでに米連邦航空局から一般客を乗せる免許を取得しており、来年にも一般向けの商業宇宙旅行サービスを開始する予定。

【エンタメ】映画「シン・エヴァンゲリオン」の興行収入が100億円突破(7月13日)

映画公開から約4ヶ月で達成。庵野秀明監督の作品として、エヴァンゲリオン作品として初の興行100億円超えとなった。観客動員は655万人を超えた。

【MLB】大谷翔平が日本人初のホームランダービー参加も初戦敗退(7月13日)

オールスターゲームの前夜祭となるホームランダービー。大谷翔平が日本人/アジア人で初めて出場したが、初戦の再延長線(3回目)で惜しくも敗れた。

関連ニュース
・大谷翔平がオールスターゲームでメジャー初の二刀流出場、勝ち投手の権利も獲得(7月14日)

【新型コロナ】酒類販売業者への飲食店との取引停止要請を撤回、政府(7月13日)

緊急事態宣言下で酒類提供を自粛しない飲食店との取引停止を酒類販売業者に要請。ただ、取引先との関係が崩れるとして全国小売酒販組合中央会が自民党に抗議するなどしていた。

【政治】立憲民主党が本多平直ほんだ ひらなお議員の党員資格を1年間停止する処分方針(7月13日)

刑法の性同意年齢を議論する党会合で「14歳と性同意あっても逮捕はおかしい」と発言。党として発言意図など調査していた。処分が確定すれば次期衆院選での公認内定も取り消される見通し。

【ウイグル問題】ユニクロが強制労働への加担疑惑を公式否定(7月15日)

決算会見でファーストリテイリング社の岡崎健CFOが言及。自社で調達している新疆ウイグル自治区の綿製品について、生産過程における人権上の問題は確認されていないと説明した。

【新型コロナ】全国各地でコロナワクチン不足が目立つ、一部自治体では接種予約の停止も(7月15日)

河野太郎ワクチン担当相が見通しの甘さを陳謝。菅首相は4000万回分のワクチン在庫が残っていると説明していたが、これを訂正。あくまで2回目のワクチン接種者のために確保している「未接種分」として4000万回を確保していると説明した。

【天気】関東甲信・東北地方で梅雨明け(7月16日)

関東甲信は平年より3日早く梅雨明け。梅雨入りが6月と遅かったこともあり、約1ヶ月の短い梅雨だった。

【東京五輪】開会式の作曲担当する小山田圭吾さんが謝罪文掲載、過去のいじめ告白インタビューについて(7月16日)

14日に新たに五輪開会式チームの1人として発表されたミュージシャンの小山田圭吾さん。過去に雑誌インタビューで学生時代にいじめに加担していたことを武勇伝のように語っており、五輪憲章を掲げる五輪チームへの起用にふさわしくないとの意見が出ていた。

関連ニュース
・インタビューを掲載した雑誌編集長が謝罪声明、「掲載は間違った行為だった」(7月18日)
・組織委員会が小山田氏の留任強調、「開会式準備における貢献は大きなもの」(7月19日)
・小山田圭吾氏が辞任、すでに準備した開会式の楽曲も使わず(7月19日)

【国内】IOCバッハ会長が広島訪問、原爆慰霊碑に献花(7月16日)

IOCバッハ会長は追悼スピーチを行い、平和への架け橋としての東京五輪の意義を強調した。広島の市民団体が県にバッハ会長の広島訪問の中止を求めるなどしており、訪問当日も現地で抗議デモが行われた。

【新型コロナ】東京都で2日連続の新規感染者1000人超え、「第5波」懸念も(7月16日)

新規感染者の約3割がインド変異株(デルタ株、L452R)に感染。従来ウイルスよりも感染力が強く、既存コロナワクチン接種での対応の限界も指摘される。

【東京五輪】選手村でコロナ陽性者を初確認、五輪関係者の感染は累計45人目(7月17日)

すでに選手村に入村している大会関係者1人が陽性だった。現時点でクラスターは確認されず。同行メディア含めた五輪関係者のコロナ感染は累計で45人目。

関連ニュース
・選手村で南アフリカの選手2人がコロナ感染、入村した選手のコロナ感染確認は初めて(7月18日)

【東京五輪】サッカー吉田麻也が有観客での開催訴え、「何のための五輪なのか」(7月17日)

吉田麻也は東京五輪のサッカー日本代表(U24代表)で主将を務める。コロナ対策のための無観客試合に一定の理解を示しつつも、選手たちも五輪に命を、人生をかけていて、そうした人たちのためにも有観客を再検討してほしいと訴えた。

【東京五輪】バッハ会長の歓迎会に批判の声、菅首相ら40人近く出席(7月18日)

緊急事態宣言最中の東京・赤坂で歓迎パーティー実施。菅首相や小池都知事、橋本聖子会長ら出席した。橋本聖子会長は、パーティーは規模を小さくして飲食も行っていないと説明。国民にコロナ自粛を呼びかける中でのパーティー開催に理解求めた。

そのほか今週の主なニュース

  • Googleが日本の送金サービス「pring」買収、日本国内のスマホ決済市場に本格参入
  • 今年度の最低賃金を全国平均930円に引き上げる見通し、中央最低賃金審議会(厚労省審議会)
  • twitterがフリート機能を開始1年足らずで廃止へ、廃人ユーザーしか利用せず人気低調
  • コロナワクチン接種めぐるデマや誤情報がSNSなどで拡散
  • 南アフリカ全土で暴動拡大、前大統領の収監への抗議デモが暴徒化
  • 芥川賞に台湾出身の李琴峰さん「彼岸花が咲く島」、日本語を母語としない人の受賞は歴代2人目
  • 代々木公園に登場した「巨大な顔」風船が話題に、東京都の文化事業の一環として制作
  • 来日した五輪ウガンダ代表選手が失踪、「日本で働きたい」と書き置き
  • 韓国の日本大使館幹部職員が不適切発言、ムン政権の対日外交姿勢を性的に表現
  • 京アニ放火事件から2年(7月18日)
  • 白鵬が休場6場所ぶり45度目の優勝
  • 五輪スタッフのウズベキスタン国籍の男を逮捕、国立競技場で女性に乱暴した疑い

 

7月19日(月)〜7月25日(日)週のニュース

【日韓】ムン・ジェイン大統領の訪日見送り、開会式も出席せず(7月19日)

東京五輪に合わせて訪日して首脳会談を行うと見られていたが、韓国大統領府が訪日それ自体の見送りを発表した。事務レベルでの事前協議が行われてきたが、慰安婦問題、徴用問題で折り合い付かず。東京五輪の開会式にはファン・ヒ文化体育観光相が出席する。

【東京五輪】首都圏で大規模な交通規制始まる(7月19日)

選手や大会関係者らの会場移動をスムーズにするための交通規制。関係者専用のレーン導入や首都高のロードプライシング(上乗せ料金)が開始された。一般道では早くも首都高シフトによる交通渋滞が見られた。交通規制は7月19日〜8月9日、8月24日〜9月5日の間に実施する。

【東京五輪】小山田圭吾氏の発言に対してNPO団体が説明求める抗議声明(7月19日)

障害者の家族らで構成されるNPO団体「全国手をつなぐ育成会連合会」が抗議声明。障害者いじめを武勇伝のように語っていた小山田氏を、差別を禁じる五輪憲章を掲げる組織委員会がなぜ起用したのか、留任したのかの説明を求めた。

関連ニュース
・ミュージシャンの田辺晋太郎氏の不適切発言を所属元やスポンサーら謝罪、いとこの小山田圭吾氏を擁護する挑発ツイート投稿(7月20日)
・小山田圭吾氏の起用に橋本聖子会長「任命の責任は私にある」と陳謝(7月20日)
・絵本作家の”のぶみ”氏が五輪文化プログラムへの参加辞退、自伝の内容で炎上(7月20日)

【東京五輪】トヨタが五輪スポンサーCMの放送見送り、開会式への社長出席も取りやめ(7月20日)

東京五輪に関連したオリジナルCMの放送を見送り。また、大会が無観客開催となった事情を鑑みて豊田章男社長の開会式への出席も取りやめる。トヨタはコカ・コーラ、VISAと並び東京五輪スポンサーの最高位スポンサーの一つ。

【宇宙】Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏ら乗せた有人宇宙船の打ち上げ&帰還成功(7月20日)

Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏が立ち上げた米宇宙開発ベンチャー「ブルーオリジン」。ベゾス氏らを乗せた有人宇宙船が打ち上げられ、宇宙空間への到達、および地球帰還に成功した。今後商業サービスとして宇宙旅行を展開したい考え。

【東京五輪】一部種目で競技開始(7月21日)

23日の開会式に先立って女子ソフトボール、女子サッカーの予選が開幕。女子ソフトボール初戦は日本チームが出場。オーストラリア相手にコールド勝ちで幸先の良いスタートを切った。試合は無観客で行われた。

【東京五輪】海外紙インタビューに菅首相「五輪をやめるのは一番簡単」(7月21日)

米WSJとのインタビューで発言。コロナ禍の五輪開催リスクについて、感染対策は徹底しており問題なく大会運営できると自信見せた。そのうえで「五輪をやめることは一番簡単」「挑戦するのが政府の役割」との考えを示した。

【東京五輪】選手村に各国の選手続々、同時にトラブルも(7月21日前後)

ロシア関係者から自室にテレビ、冷蔵庫がないと不満の声。アメリカの女子体操チームは選手村への宿泊を拒否。コロナ対策として自前で確保したホテルに滞在する方向。韓国選手団は福島県産の食材に懸念。独自の給食センターを設ける異例の展開に。

関連ニュース
・元フェンシング代表の太田雄貴が選手村に関する報道を一部否定(7月22日)

 【東京五輪】開閉会式ショーディレクターの小林賢太郎氏を解任、過去にホロコースト揶揄(7月22日)

小林氏は元お笑い芸人。五輪の開閉会式の実務トップを務める。20年近く前のコントでホロコーストを揶揄するネタを披露しており、米ユダヤ系団体が非難声明を出したことで即日解任された。橋本聖子会長がお詫び。23日に迫った開会式はなんとかして実施したい考え。

【東京五輪開会式】1年遅れの東京五輪がついに開幕、MISIAが国歌独唱(7月23日)

国立競技場で開会式。市川海老蔵が歌舞伎の「見え」を披露。選手入場曲にはゲーム音楽を使い、各国の名前を紹介する漫画の吹き出し風のプラカードを用意するなど日本らしさ光る内容となった。昼間にはブルーインパルスが五輪マーク描くセレモニーを行った。

【新型コロナ】東京都で1700人超える新規感染者、日曜日では今年最多(7月25日)

東京都で1763人の新規感染者を確認。1日の感染者が1000人を超えるのは6日連続。7日間平均でも前週比136%増と増加傾向が続く。東京都では今月12日から緊急事態宣言が発令されているが、目立った効果見られず。

【東京五輪】日本選手の主な試合結果(7月25日時点)

  • 柔道女子48kg、渡名喜風南となき ふうなが銀メダル(日本メダル第1号)
  • 柔道男子60kg、高藤直寿たかとう なおひさが金メダル(日本金メダル第1号)
  • 池江璃花子擁する女子400メートルリレー、予選突破ならず
  • 瀬戸大也が予選敗退、男子400メートル個人メドレー
  • 内村航平が予選敗退、体操男子予選
  • 三宅宏実が予選敗退&引退表明、重量挙げ女子49kg
  • 柔道の阿部一二三、阿部詩が兄妹揃っての金メダル
  • 五輪初採用のスケートボードで堀米雄斗が金メダル
  • 競泳女子400m個人メドレー、大橋悠依が同種目で日本初の金メダル

そのほか今週の主なニュース

  • アメリカで医師ら主導するコロナワクチンデマ拡散、バイデン大統領はSNSでの情報拡散に懸念示す
  • 米子松蔭高校(鳥取県)が甲子園予選に一転出場へ、学内関係者のコロナ感染で出場できず
  • 失踪したウガンダ五輪代表選手を三重県で発見・保護
  • 東京五輪のチケット購入者の個人情報が流出したとの一部報道、大会組織委員会が調査
  • 児童文学作家の那須正幹さん死去(享年79歳)、代表作に「ズッコケ三人組」シリーズ

 

7月26日(月)〜7月31日(土)週のニュース

【東京五輪】卓球混合ダブルスで水谷隼・伊藤美誠ペアが金メダル獲得(7月26日)

決勝で中国ペアを破り金メダルを獲得した。五輪の卓球種目で日本人(日本チーム)が金メダルを獲得するのは初めて。ながらく中国の1強時代にあった。卓球混合ダブルスは東京五輪から採用された新種目。

【東京五輪】女子スケートボード、西矢椛にしや もみじ(13歳)が日本史上最年少での金メダル獲得(7月26日)

東京五輪で初採用された新種目「スケートボード」で金メダルを獲得した。13歳での金メダル獲得となり、バルセロナ五輪で14歳で金メダルを獲得した岩崎恭子が持つ最年少記録を更新した。

【東京五輪】日本が金メダル獲得数で単独トップに(7月26日)

7月26日時点で日本の金メダル獲得数は8枚。2位のアメリカ(7枚)、3位の中国(6枚)を上回り単独1位に。メダル獲得枚数では13枚で全体3位につけている。

【政治】黒い雨訴訟で国が上告断念、菅首相が表明(7月26日)

黒い雨訴訟は、広島の原爆投下後の放射能を含んだ雨で被爆した84人を原告とした裁判。原告ら国による被爆者の救済対象に含まれておらず、国を訴えていた。先に広島高裁が84人全員を被爆者と認定する判決を下しており、国が上告するかどうか注視されていた。

【政治】立憲民主党の本多平直議員が離党、議員辞職の意向も示す(7月27日)

性同意年齢の引き上げめぐる今年5月の党会合で「性同意あっても14歳の子と性交で逮捕されるのはおかしい」と発言。先に立憲民主党が本多議員の党員資格停止処分を検討していた。本多議員は記者会見で再度お詫び。

【新型コロナ】東京都で過去最多となる2848人の新規感染者(7月27日)

1日あたりの新規感染者としては今年1月7日の2520人を上回り過去最多。東京都の重症者向け病床使用率も56%とステージ4相当(感染爆発)に高まる。菅首相は会見で感染者増加による五輪の中止はないと言明。

関連ニュース
・東京都で新規感染者が1日3000人突破、過去最多(7月28日)
・東京都で2日連続で新規感染者3000人超え(7月29日)
・IOCアダムス広報部長が東京のコロナ拡大と五輪開催の因果否定(7月29日)
・東京都で初の新規感染者4000人超え(7月31日)

【東京五輪】女子ソフトボール、日本が13年ぶり金メダル獲得(7月27日)

決勝戦でアメリカ相手に2-0で勝利。女子ソフトボールは2008年の北京五輪を最後に五輪種目から外れていたが、東京五輪で12年ぶり(13年ぶり)復活。日本が北京五輪に続く2度目の金メダル獲得を果たした。今年で39歳になったエースの上野由岐子がチーム引っ張った。

【東京五輪】サッカー男子、日本チームが予選3連勝で準々決勝進出決める(7月28日)

予選グループ3戦目、強豪フランス相手に4-0で勝利。文句なしの準々決勝進出を決めた。久保建英が日本選手初となる予選3試合での連続ゴール決めた。

【東京五輪】五輪出場選手らにSNS誹謗中傷続く(7月29日前後)

メダルを獲得した卓球の水谷隼、体操の橋本大輝、サーフィンの五十嵐カノアら被害。また、SNS上でテニスの大坂なおみに誹謗中傷コメントしたとして徳間書店の業務委託社員が契約解除された。

【政治】安倍前首相に「不起訴不当」議決、検察審査会(7月30日)

「桜を見る会」の前夜祭の費用めぐる公選法違反(収支報告書の不記載)で元公設第1秘書が略式起訴された事件。安倍氏本人は嫌疑不十分で不起訴となったが、このたび、検察審査会が安倍氏本人の不起訴を「不当」議決。再捜査が決まった。

【新型コロナ】緊急事態宣言を6都府県に拡大、政府(7月30日)

東京と沖縄にくわえ、8月2日より大阪、埼玉、千葉、神奈川でも緊急事態宣言を発令。期限は8月30日までを予定している。菅首相は若い世代の感染拡大傾向を指摘。若い世代にワクチン接種を呼びかけた。

【社会】保育園の送迎バスに5歳児取り残され死亡、福岡県中間市(7月30日)

保育園に通う5歳男児が熱中症で亡くなった。送迎バスの中で9時間近く置き去り状態にあったとみられる。

【新型コロナ】全国の新規感染者数が1.2万人超え、東京都だけで4000人(7月31日)

今月29日より全国1万人を超える新規感染者。31日付で1.2万人と連日過去最多を更新した。新規感染者の3割は東京都、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)で全体の6割を占める。

【東京五輪】日本選手の主な試合結果

(7月26日終了時点)

  • 卓球混合ダブルス、水谷・伊藤ペアが中国破り金メダル
  • 女子スケートボード、13歳の西矢椛にしや もみじが金メダル(日本史上最年少の金メダリストに)
  • 女子スケートボード、中山楓奈ふうなが銅メダル
  • 柔道男子73kg、大野将平が金メダル
  • 柔道女子57kg、芳田司よしだ つかさが銅メダル
  • アーチェリー男子団体、日本チームが銅メダル(同種目で史上初のメダル獲得)
  • 体操男子団体、日本チームが銀メダル

(7月27日終了時点)

  • 女子ソフトボール、日本がアメリカ破り金メダル(13年ぶり2度目)
  • 柔道男子81kg、永瀬貴規たかのりが金メダル
  • サーフィン男子、五十嵐カノアが銀メダル
  • サーフィン女子、都筑有夢路つづき あむろが銅メダル
  • 重量挙げ女子59kg、安藤美希子が銅メダル
  • 体操女子団体、日本チームは5位
  • 男子200メートルバタフライ、瀬戸大也が準決勝で敗退
  • 競泳男子800メートルリレー、日本チームは予選敗退
  • 女子テニスシングルス、大坂なおみが3回戦敗退

(7月28日終了時点)

  • サッカー男子、日本チームがフランス相手に4-0勝利、予選3連勝で準々決勝進出
  • 野球男子初戦、日本チームがドミニカ共和国相手に逆転勝ち
  • 競泳女子200メートル個人メドレー、大橋悠依が金メダル(今大会2つ目の金)
  • 競泳男子200メートルバタフライ、本多灯が銀メダル
  • 体操男子個人総合、橋本大輝が金メダル
  • 柔道女子70kg、新井千鶴が金メダル
  • バトミントン男子シングルス、世界ランク1位の桃田賢斗が予選敗退
  • テニス男子ダブルス、錦織圭&マクラクラン勉ペアが準々決勝敗退
  • 競泳女子800メートルリレー、日本チームは予選敗退

(7月29日終了時点)

  • 柔道男子100kg、ウルフアロンが金メダル
  • 柔道女子78kg、濱田尚里はまだ しょうりが金メダル
  • 卓球女子シングルス、伊藤美誠が銅メダル(日本卓球女子史上初)
  • バドミントン女子ダブルス、世界1位の福島由紀&廣田彩花ペアが準々決勝で敗れる
  • バトミントン女子ダブルス、世界2位の永原和可那と松本麻佑ペアが準々決勝で敗れる
  • テニス男子シングルス、錦織圭が準々決勝で敗退
  • 競泳混合400メートルリレー、池江璃花子擁する日本チームは予選敗退
  • 体操女子個人総合、村上茉愛が5位入賞

(7月30日終了時点)

  • フェンシング男子エペ団体、日本チームが金メダル
  • 柔道女子78kg超級、素根輝そね あきらが金メダル
  • バドミントン混合ダブルス、渡辺勇大&東野有紗ペアが銅メダル
  • なでしこジャパン、準々決勝で敗れる
  • 水球女子、日本チームは3連敗で予選リーグ敗退
  • 競泳男子200メートル個人メドレー、瀬戸大也が4位、萩野公介が6位入賞
  • 柔道男子100kg超級、原沢久喜ひさよしが5位

(7月31日終了時点)

  • 柔道混合団体、日本チームが銀メダル
  • アーチェリー男子個人、古川高晴が銅メダル
  • サッカー日本男子、ニュージーランドにPK制しベスト4進出
  • 男子野球、日本チームが2連勝で準々決勝進出
  • 陸上男子100メートル、山縣亮太ら日本勢3人は予選敗退
  • トランポリン男子決勝、岸大貴が7位入賞
  • フェンシング女子サーブル団体、日本チームは5位

そのほか今週の主なニュース

  • 国際数学オリンピック、日本代表の高校生ら6人がメダル獲得する快挙
  • 沖縄・奄美大島などユネスコ世界自然遺産に登録、日本国内では5例目
  • ミャンマー選挙管理委員会がスー・チー氏の政党が圧勝した昨年の総選挙の「無効」発表
  • 台風8号が東北上陸で東日本地域で大雨、現在は温帯低気圧に(7月28日)
  • 五輪会場で弁当など4000食分の廃棄ロス発生、組織委員会が謝罪&改善意向
  • ノーベル物理学賞の益川敏英さん死去、享年81歳
  • 中東オマーン沖で日本企業が所有するタンカーが攻撃受ける、日本人の被害なし

 

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