2024年5月に話題になった時事ニュースまとめ

自主回収するのは「超熟山型5枚スライス」「超熟山型6枚スライス」の2製品。東日本エリアの販売店に卸した10万4000個が対象になる。賞味期限は「2024.5.7〜2024.5.11」と直近のもの。

マウス実験はすでに成功。臨床試験を経て2030年ころの実用化を目指す。永久歯が生えない病気（先天性無歯症）の治療や、虫歯による永久歯の欠損治療での活用を見込む。

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が公開22日目で興行収入100億円を突破。昨年公開した『黒鉄の魚影』に続き2作連続での100億円超え。シリーズ作品で2作連続で興行収入が100億円を超えたのは邦画史上初。

（補足）今年度の主なアニメ映画の興行収入

※『君たちはどう生きるか』は中国本土で今年4月から上映開始

任天堂が2023年度の年間決算を発表。売上高は1.6兆円（前年度比4.4%増）、営業利益は5289億円（前年度比4.9%増）、最終利益は4906億円（前年度比13.4%増）と増収増益を記録した。Nintendo Switchのハード・ソフトともに昨年度に比べて売上が減少したものの、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のヒット、および円安効果により最終利益は過去最高を更新した。

かねてより噂される新型ゲームハードの情報にも言及。Nintendo Switchの後継機となるゲームハードを今期中にも発表すると予告した。

トヨタ自動車が2023年度の年間決算を発表。売上高は45兆円（前年度比21%増）、営業利益は5.3兆円（前年度比96%増）、最終利益は4.9兆円（前年度比101%増）と増収増益を記録。北米市場でのプラグインハイブリッド車の売上が好調だったほか、円安により海外ドル収益・ユーロ収益の価値が向上した。

バンダイナムコが2023年度の年間決算を発表。売上高は1兆502万円と過去最高を更新した（最終利益は1014億円）。

トイホビー事業が好調。IP別に見ると「機動戦士ガンダム」「ドラゴンボール」「ONEPIECE」関連商品だけで4,000億円を売り上げ。うち「機動戦士ガンダム」は年間1457億円、海外市場だけで800億円弱を売り上げる一大IPに成長。稼ぎ柱たる「ドラゴンボール」のIP売上高を上回った。

自身のSNS上で表明した。14日にも引退会見を行う。宇野昌磨は現在26歳。

今月1日に行われた水俣病患者らの団体との懇談にて、環境省の職員が団体側のマイクをOFFにして発言を遮った問題。環境省は発言時間の超過に伴う事務的な対応だったと説明していた。伊藤環境相は職員の対応を謝罪。再懇談の場を設ける考え示した。

太陽表面の爆発現象こと「太陽フレア」。近年最大規模となる太陽フレアの影響で磁気嵐が発生。「低緯度オーロラ」が各地で観測された。

20代の日本人女性3人を売春容疑で逮捕。女性ら5月頭に観光名目で韓国に入国していた。売春を斡旋した疑いで韓国人の経営者ら4人も摘発した。組織ぐるみの売春とみられており、逮捕された女性ほか10人以上が売春に関与していたとみられる。

東芝、ソニー、日立製作所の液晶事業を統合して2012年に誕生した「ジャパンディスプレイ」。2023年度の年間決算を発表。売上高は2,391億円（前年比11.7%減）。利益は出ず、443億円の最終赤字に。2024年度も最終赤字の見通しで最終赤字266億円前後を見込んでいる。

ジャパンディスプレイには官民ファンド通じてこれまで3500億円の金融支援を行ったが、今日まで黒字化できず。数少ない稼ぎ柱だったスマホ向け液晶事業からの撤退を進めており、現在は車載向け液晶やスマートウォッチ向け液晶を主に手がける。

来月1日よりTBSのネットニュースサイト「TBS NEWS DIG」でBloombergの記事を配信する。Bloombergはアメリカの大手通信社。経済ニュース・金融ニュースに強み。

ドジャース大谷翔平の銀行口座から26億円を不正送金して銀行詐欺容疑で刑事訴追された。先に米司法省が水原容疑者が司法取引に合意したと発表。量刑の程度が主な争点となる。6月にも審理が行われる。

千葉県内のアパートでマイナンバーカード6枚、在留カード36枚を偽造していた疑い（有印公文書偽造の疑い）。中国籍の男2人を逮捕した。押収されたPCには2000人以上の個人情報データあり、警視庁は組織ぐるみの犯罪とみている。

Instagramやfacebookを運営する米メタ社（および日本法人）を東京地裁に民事提訴。自身の名前や顔写真を無断で使用した広告の掲載を許可しているのは肖像権やパブリシティ権の侵害と主張。広告の掲載停止を求めた。

スロバキアのロベルト・フィツォ首相が銃撃され、一時重体に（現在は回復基調）。容疑者とされる男性は現場で確保された。フィツォ首相は昨年11月に首相に就任。ウクライナへの武器供与を停止するなど親ロシアの立場を取っていた。

イランのライシ大統領、アブドラヒアン外相が搭乗していたヘリが墜落。2人とも死亡が確認された。墜落原因は不明だが、事故との見方が強い。イランは最高指導者のハメネイ師を頂点とする統治体制。大統領は行政トップの位置付け。

頼清徳氏は民進党所属で台湾独立派の議員として知られる。就任演説では「現状を維持する」と述べる一方、「一つの中国」原則をそれとなく否定する文言を盛り込み。中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しないと言及した。中国の報道官は就任演説について、頼氏が過激な独立思想を展開したと非難。

ソニーが長期ビジョン「Creative Entertainment Vision」を発表。クリエイター（創作活動者）の育成・支援を通じた会社の成長を訴え。ソニーの売り上げの6割を占めるゲーム、音楽、映画などの分野にくわえ、今後はアニメ事業を強化。クリエイター支援を通じてアニメIPの創出・育成を目指す。ソニーはアニメ制作会社・アニプレックスを子会社に持つ。

失言で早期辞職した川勝平太知事の後任選挙。立憲民主党・国民民主党が推薦した前浜松市長の鈴木康友氏が当選した。鈴木氏はリニア新幹線の開発工事を推進する考えを示している。自民党が推薦した元県副知事の大村慎一氏は当選ならず。

2019年12月以来となる日中韓首脳会議。共同宣言を採択。日中韓FTA（自由貿易協定）の交渉再開、北朝鮮の非核化・安定化、人的交流の促進などの方針で一致した。

対象となるのはJR東日本や東武鉄道など首都圏の鉄道8社。2026年度より現行の磁気きっぷを段階的に廃止。QRコードが印字されたきっぷに置き換える。置き換えるのは普通列車のみ。新幹線や特急列車は対象外。

置き換え理由として、磁気きっぷの廃棄コスト減少による環境対策、改札不良の減少（きっぷ詰まりの減少）による乗客のストレス緩和など挙げている。

日本政府およびAppleが正式発表した。2025年後半にもiPhone対応。マイナンバーカードを「ウォレット」アプリに追加できるようになる。そのままマイナ保険証としても使える。

2017年に栃木県那須町で起きた雪崩事故。登山講習を受けていた高校生ら8人が雪崩に巻き込まれて亡くなった。引率教諭ら3人を業務上過失致死傷の罪で起訴。禁錮2年の実刑判決が出た（宇都宮地裁判決）。教諭ら冬山登山の知識があり、当日の積雪状況から雪崩事故が起きる可能性が予見できたと結論。

一般道のうち中央線などが設けられていない生活道路に限り、法定速度を60キロから30キロに引き下げる。もっぱら通学路や住宅街の路地裏など対象に。30キロ規制はこれまで各都道府県警レベルの対応にとどまっていた。2車線〜の一般道に関しては従来どおり60キロを維持する。

米国メディアら一斉に報じた。ウクライナ北東部ハルキウ州周辺に限り、ロシア領内に向けた米兵器を使った攻撃を認める方針。同州はロシアと国境を接しており、部分的にロシア占領下にある。これまでアメリカはロシアとの全面対立を避けるべく、米兵器を使った軍事行動はウクライナ防衛のみに許可していた。

アメリカの大統領経験者に対する有罪評決は史上初。不倫相手への口止め料を弁護士費用名目で帳簿処理。不正会計や虚偽記載など34の罪で起訴された。評決では34の罪すべてで有罪評決が下った。量刑は7月にも言い渡される。

ドラマ『セクシー田中さん』の原作者、芦原妃名子さんが亡くなった問題を調査（※自殺とみられる）。芦原さんが訴えていた原作魔改変やドラマ制作陣とのトラブルについて概ねで事実を認めた。

ドラマ9話・10話の原作改変は、原作未完の都合上、オリジナル展開とすることで芦原さんと合意。ただ、芦原さんが事前に脚本を提示するよう申し入れたのに対して、ドラマ制作陣はプロットの提示と勘違いしており、結果として芦原さんによるドラマ制作陣への不信感が強まった。

最終的に採用された芦原さんが書き直した9話・10話の脚本クレジットめぐり、今度はドラマ制作陣と脚本家の間でトラブル。一連のネット炎上の発端となった脚本家のSNS投稿につながった。当該SNS投稿は日本テレビの法務部レベルでチェックしたものの泥沼化を避けるべく放置していた。