2022年1月に話題になったニュースを振り返る(月間ダイジェスト版)

     
  • 公開日:2022.2.1
  •          
  • 更新日:2023.1.7
2022年1月に話題になったニュースを振り返る(月間ダイジェスト版)
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2022年1月に話題になったニュースをピックアップ。

コロナ第6波はじめ、箱根駅伝、大学共通入学テスト、通常国会、トンガ噴火などなどあった2022年1月。1ヶ月の話題を【社会全般】【政治】国内【国際】芸能/エンタメ】の5つのカテゴリーに分けて振り返ります。

 

2022年1月に話題になったニュースを振り返る

2022年1月の社会全般ニュース

コロナ第6波が到来、オミクロン株で感染者数が国内過去最多を更新

1月末時点で1日あたりの新規感染者数が6万人を突破。1月1日時点では同500人前後に留まっていたが、オミクロン株の市中感染が広がり、感染者が爆増した。

34都道府県にまん延防止等重点措置が発出され、飲食店の時短営業や酒類提供の中止など再度の自粛が求められた。

コロナワクチンの3回目接種が始まる

3回目のワクチン接種は2回目終了から8ヶ月後とする方針を政府が示していたが、オミクロン株の感染拡大を受けて6ヶ月に短縮された。もっぱら昨年6月以前にワクチン接種を受けた高齢者が3回目の対象となり、各自治体でワクチン接種体制の拡大が急ピッチで進められた。

 

2022年1月の政治ニュース

通常国会が召集、「こども家庭庁」関連法案など議論へ

出典:Wiiii, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

1月17日付けで召集。主たる議題に、新年度予算案、海外への技術流出を防ぐ経済安保法案、「こども家庭庁」関連法案など。

今年夏に参院選があることから世論二分するようなセンシティブな法案は含まれておらず、法案数も例年よりも少ない60本前後に留まる見込み。

海部かいふ俊樹元首相が死去、享年91歳

老衰のため亡くなった。海部元首相は1989年8月に首相に就任。湾岸戦争(1991)に伴う自衛隊初の海外派遣を決めたことで知られる。小選挙区制の導入を目指す政治改革関連法案の成立も目指していたが頓挫。1991年11月に首相を辞任した。

立憲民主党・泉代表が共産党との選挙連携について白紙撤回宣言

昨年の衆院選の惨敗についての総括で党内紛糾。「共産党との連携が選挙結果に一定の影響」とする総括案をまとめていたが、「共産党との連携で想定した結果は伴わず」と党内および共産党とバランスを取った文言に微修正された。

ただ、後に泉代表が共産党との選挙協力を白紙撤回する方針を明らかにし、共産党との対立が広がる。

立憲民主党がネットメディアに資金提供、ステマないしネット工作と批判集まる

政治系番組を制作するネットメディアに立憲民主党が1500万円超の資金提供していた問題。立憲民主党、ネットメディア側、双方ともに資金提供の旨を公にしておらず、ステマないしネット工作と批判を受けた。

立憲民主党は資金提供は違法ではないが不適切との見解。番組制作への関与は否定した。

国交省の統計不正問題で斉藤大臣ら給与返納へ

データ書き換え(データの二重計上)が発覚した「建設工事受注動態統計」について、第三者委員会が国交省の不正認定。現行統計になった2000年以降、国交省職員が都道府県側にデータ書き換えを指示。会計検査院から問題を指摘され指示を取り消したが、以降も国交省職員が自らデータを書き換えていた。

また、2013年4月以降は未提出の業者データに関して架空の数値(推計値)を計上。後に提出された実際のデータをそのまま追加計上するデータの二重計上も確認された。

 

2022年1月の国内ニュース

大学共通入学テスト、東京大学の会場で切りつけ事件

大学入学共通テストの試験会場となった東京大学キャンパスで受験生ら3人が刺された。愛知県に住む17歳の男子高校生を殺人未遂容疑で逮捕された。

逮捕された男子高校生は愛知県の名門校に通う学生。東大医学部を目指していたが、成績不振から自暴自棄になったと見られており、メディアでは受験一辺倒な価値観に対しての警鐘など飛び交う。

大学共通入学テストで不正発覚、大阪に住む19歳女性が出頭

世界史の問題文を試験時間中に撮影して外部に送信、回答を得ていた疑い。現役大学生の家庭教師に問題を解いてもらえる勉強アプリを使って回答を得ており、実際に回答していた東京大学生が不審に思い名乗り出た。

日本マクドナルドがポテトのM・Lサイズの販売休止、先月に続き2度目

日本マクドナルドは先月下旬にも1週間ほど同様のポテトの販売休止措置をとっていたが、今回は約1ヶ月の販売休止となる。

各国でコロナからの経済活動再開が進んでおり、これに伴うコンテナ需要の高まりから世界的なコンテナ不足が発生。日本マクドナルドが海外から輸入しているポテトの原料も日本に安定供給できない状況に。

ガソリン価格が急騰、政府が補助金投入

追加経済対策に盛り込まれたガソリン価格高騰を抑制するための補助金を石油元売り会社に投入。ガソリン小売価格の高騰を防ぎたい考え。投入期限は今年3月末まで。

コロナからの経済活動再開で各国で原油需要が高まっており、日本国内のレギュラーガソリンの全国平均小売価格も1リットルあたり170円を超えた。

東京で4年ぶり大雪警報発令

東京で異例の大雪。都市部(東京23区)で4年ぶりに大雪警報が発令され、約10cmほどの積雪があった。最低気温は氷点下0.8度を記録。雪や凍結で52人の負傷者が出た(東京消防庁調べ)。

そのほかチェックしておきたい1月の国内ニュース

  • 日向灘海域で震度5強地震、南海トラフ巨大地震とは関係ないとの見方
  • 熊本県の病院が「内密出産」を行ったと発表、国内初ケースとみられる
  • 埼玉県で立てこもり事件、医師1人が死亡
  • 栃木県で男子高校生を暴行した28歳男性を逮捕、電車内で喫煙を注意され激昂
  • ゆうちょATMの硬貨入金が有料化、硬貨1枚から手数料110円発生

 

2022年1月の国際ニュース

トンガの海底火山で大規模噴火、日本にも津波到達

海底火山の大規模噴火に伴い環太平洋諸国に津波が波及。日本でも岩手県や鹿児島県に津波警報が発令され、1メートル前後の津波を観測した。

コロナ時勢とあり支援活動も難航。トンガは人口10万人の島国でコロナ感染も封じ込めていたが、他国による支援活動を通じてコロナ感染が拡大。2月2日時点で全国でロックダウンする事態に追い込まれた。

北朝鮮が1ヶ月で7回のミサイル発射実験

各国が開発急ぐ「極超音速ミサイル」を含めたミサイル発射実験をほぼ毎週実施。ミサイル技術の性能向上を見せつけた。コロナ貿易封鎖で経済的な困窮が目立つ国内世論に向けたアピールと見られる。

ウクライナめぐり米露間の緊張高まる

欧米メディアがロシアがウクライナに侵攻する可能性があると相次ぎ報道。アメリカ政府がNATO軍の支援表明するなど対策追われた。一方でウクライナのゼレンスキー大統領は衝突危機を否定。各国メディアや政府を含めた報道合戦に発展した。

欧米でコロナ感染が過去最多ペースに、アメリカでは1日100万人の感染者

オミクロン株による感染拡大で各国ともに1日あたり数十万人クラスの感染者を確認。他方、従来のコロナ変異株よりも重症化リスクが低く、経済活動再開を優先して厳しい感染対策など取らない国も。

RCEP(地域的な包括的経済連携)発効、日中韓豪ASEANもろもろ参加するアジア最大の広域経済協定

1月1日付けで発効した。日本はコメや牛肉など重要5品目を除く農作物や食料品に課している関税を段階的に撤廃。もっぱら中国、韓国から輸入される農作物、食料品の店頭価格が安くなる見込み。

トヨタが北米市場で販売台数1位に、90年ぶり快挙

2021年度に北米市場で年間233万台の新車販売、90年にわたり新車販売台数で年間1位を堅持してきたGMを破った。コロナ禍の半導体不足の影響を軽微に抑えたトヨタが勢いままに販売台数を伸ばした。

 

2022年1月の芸能/エンタメニュース

箱根駅伝、青山学院大学が圧勝優勝

2位の順天堂大学に11分弱の秒差をつけ、大会新記録で総合優勝。青山学院大学の優勝は2年ぶり6度目。登録選手16人が1万メートル走を28分台で走る日本トップクラスの選手とあり、原晋監督いわくの「パワフル大作戦」、パワフルな実力だけで圧勝した。

ジョコビッチ選手が全豪オープンに出場できず、コロナワクチン未接種で入国できず

オーストラリア入国に際して義務付けられているコロナワクチン接種を受けておらず、ワクチン免除の規定もクリアせず。ビザ取り消しについて豪裁判所に意義申し立てたが却下された。ジョコビッチ選手は男子テニスで世界ランク1位。今年の全豪オープンは大会史上初となる4連覇がかかっていた。

体操・内村航平が現役引退へ

今年3月に自身の名を冠した大会を主催。これを引退試合とする。内村選手は現在33歳。ロンドン五輪(2012年)、リオ五輪(2016)と個人総合で2連覇。近年は体の不調から鉄棒種目に専念。東京五輪(2021)にも鉄棒種目で出場したが、予選落ちしていた。

氷川きよしが年内で活動休止

一時休養(リフレッシュ期間)としており、引退は否定。氷川きよしは2000年に演歌歌手としてデビュー。大御所顔負けの歌唱力とアイドルのようなルックスで人気に。

漫画「ドカベン」で知られる漫画家の水島新司さん死去

享年82歳。1972年から連載を開始した漫画「ドカベン」はじめ野球漫画の第一人者として知られた。

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