2010年代の芸能/エンタメニュースまとめ。
AKB48、Kpop、ドラマ、アニメ、スマホゲームなどなど色々あった2010年代の芸能/エンタメの話題を大まかに振り返ります。
- 1. 2010年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
- 2. 2011年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
- 3. 2012年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
- 4. 2013年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
- 5. 2014年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
- 6. 2015年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
- 7. 2016年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
- 8. 2017年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
- 9. 2018年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
- 10. 2019年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
2010年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
AKB48が社会現象に、「推し」を概念化
2005年に秋葉原で結成されたAKB48。新曲のセンターをファンの人気投票で決める「AKB総選挙」で話題に。特に2010年に開催された第2回AKB総選挙は各種メディアで大々的に取り上げられ、AKB人気を確立させた。
「会いに行けるアイドル」をコンセプトに劇場公演や握手会など草の根交流でファンコミュニティを拡大。グループの特定メンバーを猛烈に応援する「推し」なる概念も生み出した。
「Kpop」がジャンル確立、少女時代・KARA人気に
少女時代、KARAの2グループが人気の火付け役に。従来の韓国出身のJpopシンガーではなく「Kpop」として一ジャンル確立。Kpopグループの日本デビューが相次いだ。スマホの普及でインターネット・サービスが市民権を獲得する中、当時アングラ感あったYouTubeを活用したプロモーションで先行した。
【リア充オタク】ONEPIECE第2次ブーム到来
1997年から週刊少年ジャンプで連載される漫画『ONEPIECE」。2010年前後に空前のONEPIECEブーム到来。アニメ放送で頂上決戦編が始まり、懐かしのキャラクターが相次ぎ登場したことで古参ファンが一斉にカムバックした。
また、木村拓哉や明石家さんまなどONEPIECEのファンを公言。リア充(陽キャ)あってもアニメを楽しむ人、通称”リア充オタク”なる用語も誕生。社会人のアニメ視聴人口が増加し、2010年代のアニメブームの下地になった。
【補足】2000年代ころまで、もっぱら社会人のアニメ鑑賞はオタク趣味とされた。
【ボカロ】”初音ミク”が世界初のバーチャル・シンガーとして国内外で普及
ヤマハの音声合成ソフト「ボーカロイド」から誕生したキャラクター・初音ミク。機械的に生成したとは思えぬ発声のなめらかさに注目。初音ミクを使った楽曲をインターネット上で発表する人が国内外で増加した。2011年にはGoogleのCMで初音ミクが起用され、一躍時の人に。
初音ミクはじめとした「ボーカロイド」を使って作曲活動を行う人がボーカロイド・プロデューサー、通称”ボカロP”と呼ばれるように。2020年現在ではボカロP出身のメジャーなアーティストも増加。米津玄師やYOASOBIのAyaseらボカロPとして活動していたことで知られる。
そのほか2010年はこんなことがありました
- 【世界歴代1位】3D映画『アバター』が世界興行3000億円超の大ヒット、日本でも興行150億円超
- 平安遷都1300周年、マスコットキャラ「せんとくん」がキモイと賛否
- 【もしドラ】小説『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』が100万部超すベストセラーに
2011年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
【ドラマ】『家政婦のミタ』の視聴率が40%を超える
脚本家・遊川和彦が手がけたオリジナルドラマ『家政婦のミタ』。母親が亡くなり、家族崩壊した一家に派遣された家政婦が家族の問題を解決していくホームドラマ。
1話から最終回かと勘違いする怒涛の展開で注目。俳優・長谷川博己の出世作でもあり、作中でクズ父親を演じて強い印象を残した。
【芸人】島田紳助が芸能界引退、暴力団との交友で
巧みなトーク術で人気博した芸人の島田紳助。「行列のできる相談所」「開運なんでも鑑定団」などテレビ各局の花形番組の総合司会を担当していた。ただ、暴力団関係者との交際が報じられ、一晩にして完全引退に追い込まれた。以降、表舞台には姿を見せず。
【女子サッカー】なでしこジャパンがW杯初優勝
【#OnThisDay】2011.7.17🔙
FIFA女子ワールドカップドイツ2011 決勝#なでしこジャパン 2-2(PK3-1)アメリカ
📍フランクフルト
⚽#宮間あや #澤穂希9年前の今日,、#なでしこジャパン がワールドカップ優勝を達成!東日本大震災からの復興を目指す日本へ吉報を届けました!#nadeshiko #daihyo pic.twitter.com/4zpodGKc7w
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) July 17, 2020
FIFA女子ワールドカップ決勝で日本とアメリカが対戦。PK戦の末に日本が勝利した。男女通じてW杯で日本代表が優勝するのは初めて。主将を務めた澤穂希はアジア人選手で男女通じて初となる「FIFA最優秀選手賞」を獲得した。
311後の日本社会の明るい話題として大いに注目。2011年度のユーキャン新語・流行語大賞では「なでしこジャパン」が大賞に選ばれた。
【米国】レディー・ガガが世界的歌姫に
2008年に歌手デビューしたレディー・ガガ。独自の世界観と巧みな表現力でメジャー歌手の仲間入り。2011年に発表した『Born This Way』を収録したアルバムは世界で800万枚を売り上げる歴史的セールス。日本でもau(KDDI)がCMイメージソングとして同曲を起用。また、同年の紅白歌合戦でも披露され、レディー・ガガの代表曲として知られるように。
そのほか2011年はこんなことがありました
- 映画『ハリー・ポッター』シリーズ完結、2001年の映画化から丸10年・全8作
- 地上波テレビがデジタル放送に完全移行、従来のアナログ放送は終了
- ゴールデンボンバーの楽曲『女々しくて』が異例のロングヒット、カラオケソングとして定着
2012年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
スマホガチャが社会問題に、消費者庁はコンプガチャ規制
スマホの普及、スマホゲームの普及で有料アイテム課金(いわゆる”ガチャ”)が日常的なものに。その中でもコンプリートガチャ、特定の有料アイテムを所持している場合のみ、+αでプラチナ有料アイテムが排出される廃課金システムが業界闊歩。高額課金者が相次ぎ社会問題化した。
当時まだ有料アイテム課金に対する法的ルールが曖昧だったこともあり、消費者庁が対策に乗り出し。コンプガチャは完全に違法と判断された。コンプガチャで黄金時代を迎えていたグリー(携帯ゲームプラットフォーマー)は一転して冬の時代に。
ペニオクステマ詐欺で芸能人ら相次ぎ謝罪・活動休止
ネットオークションの一形態として知られた「ペニーオークション」。相場よりも安く商品が落札できると話題に。ただ、実際にはいくら入札しても落札できない詐欺サービスであり、当時メジャーだったペニーオークションサイト「ワールドオークション」を運営する会社役員らが詐欺罪で有罪判決を受けた。
有罪判決に伴い芸能人やネットメディアが嘘レビューを投稿してサービス推奨していた事実が明らかに。関与した芸能人ら活動休止に追い込まれた。インターネット上でのステルスマーケティング(いわゆる”ステマ”)なる行為が社会的に知られるきっかけになった。
アニメの聖地巡礼ブームが加速、リアリティ志向の作品が増える
埼玉県秩父市を舞台にしたアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』、茨城県大洗町を舞台にした『ガールズ&パンツァー』など人気に。いずれも聖地巡礼として現地を訪れる観光客が増加。経済効果が数億円規模とあり、二匹目のドジョウを狙った地方が舞台のアニメ作品が相次ぎ制作された。
そのほか2012年はこんなことがありました
- きゃりーぱみゅぱみゅブーム、原宿系テクノポップで国内外で人気に
- 【ロンドン五輪】日本男子サッカーが初の4強入り(最終結果4位)
- 東京スカイツリー開業、日本で最も高い全長634mの建築物に
- スマホアプリ「なめこ栽培キット」ブーム、当時では異例のガチャなし無料ゲーム
2013年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
『進撃の巨人』がアニメ化で大流行
2010年代を代表するアニメの1つ『進撃の巨人』。深夜アニメながらジブリ映画を思わすヌルサク作画で注目を集めた(当時まだ珍しかった)。作品それ自体もファンによる考察合戦を生んだ。
【ソシャゲ】パズドラが大流行、「詫び石」「ログインボーナス」など概念化
従来、日本のスマホゲーム(携帯ゲーム)は2大ゲームプラットフォーマーである「グリー」「モバゲー」に集約されてきたが、”パズドラ”ことパズル&ドラゴンズはそうしたプラットフォーマーに属さない独立系ゲームとして異例のヒット。
有料課金しなくても遊べる「基本無料」のスマホゲーム・スタイルを確立。「詫び石」「ログインボーナス」「スタミナ時間回復」など今日では一般的なスマホゲームの仕組みを概念化・仕様化した。
テレビドラマのヒット続く、『あまちゃん』『半沢直樹』など
SNSの流行(もっぱらtwitter)によりテレビ放送をリアタイ実況するスタイル確立。NHKドラマ『あまちゃん』や堺雅人主演で知られた『半沢直樹』などバズがバズを呼び、視聴率にも影響する時代に。
特に『半沢直樹』は独特な台詞回しがSNSで注目を集め、初回視聴率19.4%から始まり、最終回の視聴率は42%に到達する大ヒットドラマに(視聴率はいずれも関東地方)。
ご当地キャラ(ゆるキャラ)が乱立する戦国時代に
2010年頃より日本各地で誕生したご当地キャラ。B級グルメに続く地方活性化策として全国各地でキャラクターが乱立。なかでもロイヤルティーフリーで展開された「くまモン」、非公認ゆるキャラこと「ふなっしー」が全国区の人気を確立し、一時代を築いた。一方では美少女系のゆるキャラなど自治体が採用してはネット炎上・撤回する事例も増えた。
そのほか2013年はこんなことがありました
- AKB48『恋するフォーチュンクッキー』踊ってみた動画が流行
- 楽天ゴールデンイーグルスが日本一、田中将大が1年とおして負けなしの24連勝
- 橋本環奈が「奇跡の一枚」で全国的に知られるように
- 【ジブリ】宮崎駿監督が新作『風立ちぬ』をもって監督引退(後に撤回)
- 【平成生まれ初】作家・朝井リョウが『何者』で直木賞を受賞
2014年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
ディズニー映画『アナと雪の女王』が大ヒット
妖怪ウォッチの人気爆発、「妖怪メダル」売り切れ続出
出典:妖怪ウォッチ|テレビ東京
ゲーム制作会社「レベルファイブ」の新規IP作品として知られた『妖怪ウォッチ』。2014年のテレビアニメ化で幅広い層に知られるように。バンダイが手がけた玩具「妖怪メダル」は累計300万枚以上を売り上げ、日本各地で売り切れが続出した。
また、同年の映画第1作『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』は興行78億円と爆ヒット。ポケモンに続く人気IPコンテンツになるかと経済誌などでも注目を集めた。
【米国】テイラー・スウィフトが人気ポップシンガーの仲間入り
カントリー・ミュージック歌手として10代のころから音楽活動を続けてきたテイラー・スウィフト。そこまで有名な歌手ではなかったが、ポップシンガー路線に切り替えて一躍メジャーに。2014年に発表したアルバム『1989』が全米で500万枚を売り上げ、アメリカを代表するポップシンガーの仲間入りした。
アルバム『1989』のリード曲である『Shake It Off』は日本でもCMソングに起用され、テイラー・スウィフトの知名度とともに人気を確立させた。
YouTuberの知名度高まる、HIKAKIN、はじめしゃちょーらメジャーに
2010年ころまではアングラ・サービスの代表格だったYouTube。2011年に一般向けのパートナープログラム(広告プログラム)が開放され、動画投稿で生計を立てる個人が増加。HIKAKINやはじめしゃちょーら人気YouTuberが誕生するきっかけとなった。2014年にはGoogleが「好きなことで、生きていく」としたCM展開、YouTuberの存在が広く知られるように。
そのほか2014年はこんなことがありました
- 【ソチ五輪】羽生結弦が日本男子初の金メダル(男子フィギュアスケート種目において初)
- 【カープ女子】広島東洋カープの若手選手を推す女性ファンがトレンド化
- 三代目 J Soul Brothers 『R.Y.U.S.E.I.』がカラオケソングとして流行
2015年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
バンドブーム到来、「海外で人気」がセールスポイントに
アイドル・メタルバンド「BABYMETAL」が欧米圏で先行して人気に。海外から逆輸入される形で日本でも知られるように。2016年に発表した2ndアルバムは英総合チャートで15位、米ビルボードチャートで39位と日本人アーティストとして久々に上位ランクインした。
そのほか、ONE OK ROCK、SEKAI NO OWARI、MAN WITH A MISSION、和楽器バンド、BAND MAIDなど海外で人気を集める日本のバンドが増加。インターネット時代ならではのヒットの形として定着した。
腐女子の購買力が顕在化、『おそ松さん』『ハイキュー!!』など人気に
アニメの男性キャラクター同士の絡みを愛好する女性こと”腐女子”。アニメが市民権を獲得する中で腐女子の存在も知られるように。なかでも『おそ松さん』『ユーリ!!! on ICE』『ハイキュー!!』あたりが人気に。アニメイベントに列をなし、経済誌などでは顕在化したその購買力の強さが言われるように。
また、『名探偵コナン』のキャラクターである赤井と安室を絡めた”赤安”カップリングが空前の盛り上がり。2016年に公開された劇場版コナン映画『純黒の悪夢』では赤井と安室の2人が登場とあり、(当時)コナン映画史上最高の興行収入64億円を記録した。
『ラブライブ!』フィーバー、音ゲーのヒットでファン層拡大
2010年に立ち上げられたメディアミックス・プロジェクト『ラブライブ!』。機動戦士ガンダム作品で知られるアニメスタジオのサンライズが手がけるアイドル作品として注目を集めた。
よくあるアイドル作品から一転、スマホゲーム『スクフェス』のヒットで風向きに変化。スマホのタッチパネルを活用した本格リズムゲームとして”スマホ音ゲー”のジャンル開拓。そのままラブライブ!の楽曲も知られるように。2015年に公開された映画は興行27億円と深夜アニメ発のアニメ映画では異例のヒット。
怒涛のアニメ実写化ブーム
ヒットしたアニメや漫画が相次ぎ実写化される時代に突入。『進撃の巨人』『ちはやふる』『銀魂』など話題作が続いた。あまりのできの悪さにネット炎上するケースも相次ぎ、近年は映画やドラマではなく舞台の実写化にシフトする動きも見られる。
そのほか2015年はこんなことがありました
- 【五郎丸ポーズ】ラグビーW杯フィーバー、日本が南アフリカに奇跡的勝利でラグビー熱が加熱
- 【男子テニス】錦織圭が世界ランク4位に浮上、日本人/アジア人初
- 映画『スター・ウォーズ』シリーズが32年ぶりに再始動、ディズニー社がシリーズの権利買収に伴い
- 【芸人】又吉直樹が小説『火花』で芥川賞受賞
2016年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
新海誠監督『君の名は。』が興行250億円超える
監督デビュー14年目にして初の全国興行映画となった『君の名は。』。新海監督の持ち味である”セカイ系”の作品エッセンスを取り入れたラブ・ストーリーに。興行収入は250億円を超え、これまでコアなアニメファンしか知らなかった新海監督の名前を一躍世間に知らしめた。
スマホゲーム『ポケモンGO』が世界的ヒット
Googleから独立した米ナイアンティック社が手がけるGPSゲーム『ポケモンGO』。ゲームそれ自体の面白さとポケモン20周年(2016年当時)のファン層の厚さが相まり、各国のアプリストアで1位独占。スマホ片手に街中を徘徊する人が社会現象になった。
ピコ太郎『PPAP』が世界に飛び立つ
再生回数が1億回を超えた『PPAP』。EDM調の中毒性あるサウンドに病みつきになる人が続出。ジャスティン・ビーバーがSNSでいいね!して海外でも知られるように。アメリカのビルボード・チャートでは総合77位にランクイン。45秒の曲でビルボード100位内にランクインした史上初の楽曲(史上最短の楽曲)としてギネス認定された。
2.5次元俳優ブーム
出典:舞台『刀剣乱舞』
古くは『テニスの王子様』にはじまり、『刀剣乱舞』『ハイキュー!!』『弱虫ペダル』など数多くのアニメ作品が舞台化・ミュージカル化された2010年代。アニメの舞台作品を中心に活動する俳優こと2.5次元俳優が増加。舞台活動を中心にコアなファンコミュニティを形成した。
そのほか2016年はこんなことがありました
- 【文春砲】週刊文春が不倫スクープ連発
- SMAP解散騒動、ジャニーズ事務所の内紛が公に
- 庵野秀明監督が手がけた映画『シン・ゴジラ』が興業80億円超のヒット
- アニメ映画ブーム、『名探偵コナン 純黒の悪夢』『聲の形』『この世界の片隅に』などなど
2017年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
Nintendo Switchの売り切れ続く
携帯型ゲーム機、据置型ゲーム機を融合させた「Nintend Switch」。前作機種「Wii U」の売り上げが低調であり、なおかつスマホの普及、スマホゲームの普及でゲーム専用機の必要性に懐疑の目が寄せられる中、全世界で1億台を売り上げるベストセラー製品に。各地で売り切れ続き、かれこれ発売から1年近く予約購入でしか入手できないプレミア品だった。
【Kpop】TWICEの人気爆発、日本デビュー1年目で紅白出場
2015年に韓国のオーディション番組から誕生したアイドルグループ「TWICE」。従来の韓国グループは韓国人か中国人で構成されたが、TWICEは日本人を含めた事実上はじめての韓国アイドルグループとして話題に。2017年に発表した『TT』曲中で使われたTTポーズが日本でも女子高生ら真似するトレンドに。勢いままに2017年度のNHK紅白歌合戦にも初出場した。
【遅咲き?】乃木坂46がダンスグループとして再脚光
AKB48の公認ライバルグループとして2011年に誕生した乃木坂46。AKBよりも清楚感アピール。白石麻衣、西野七瀬ら女性ファッション誌のモデルを務めるなど女性ファン層を意識して売り出された。
もっぱら2015年以降はダンスグループとして脚光。2017年に発表した楽曲『インフルエンサー』などダンススキルを売りにKpop人気のアイドル市場に再度殴り込み。
また、2015年にお披露目された妹分グループこと欅坂46(現・櫻坂46)もダンスグループとして売り出し。センターを務めた平手友梨奈のアグレッシブなダンスや表現力などアイドルファン、ダンスファン双方から注目を集めた。
インスタ映えが流行語に
【公式戦29連勝】中学生プロ棋士・藤井聡太が時の人に
出典:写真で追う 藤井聡太 最年少二冠までの軌跡 (Amazon)
そのほか2017年はこんなことがありました
- 【女子フィギュアスケート】浅田真央が現役引退
- 【男子陸上】桐生祥秀が日本人初の100m9秒台
- 【皇族】眞子さまが婚約発表のち延期、小室圭さん母親の金銭問題で騒動泥沼化
- 【女優】清水富美加が幸福の科学に出家、千眼美子に改名
2018年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
漫画村が社会問題に
漫画雑誌の最新刊を即日アップロードしていた海賊版サイト「漫画村」。月に数千万人規模のサイト閲覧者がいたとみられる。海外サーバーを使って運営しており、ながらくサイト閉鎖&復活をくり返すイタチごっこが続いた。最終的に広告配信会社から足がつき、サイトの事実上の運営者がフィリピンで逮捕された。
スマホFPSゲームが流行
出典:荒野行動 公式サイト
2017年にリリースされた『PUBG』にはじまり、スマホFPSとして高い人気誇った『荒野行動』、コミュニティゲームとしての要素を打ち出した『フォートナイト』など乱立。
従来コアなゲーマー向けのゲームジャンルだった”FPS”だが、任天堂ゲーム『スプラトゥーン』(2015)のころからカジュアルなシューティングゲームに転身。スマホFPSの普及で従来の敷居の高いイメージはほぼ払拭された。
【日韓】オーディション発掘型アイドル企画が続々登場
韓国のアイドルオーディション番組『PRODUCE 101』がトレンドに。従来のアイドルオーディションの側面に加え、オーディション候補生のそのままを写すリアリティ・ショーとしての側面も持った。日本でもAKB48とコラボした『PRODUCE 48』が実施され、宮脇咲良ら所属したアイドルグループ『IZOne』が誕生した。
2020年には韓国の芸能事務所JYPと日本のソニー・ミュージックらコラボしたオーディション番組が行われ、日本人9人で構成された「Nizi U」が結成。男性グループでも同様のオーディション番組が相次ぎ、JO1、BE:First、INIら続々登場。
安室奈美恵が引退
日本人選手のスポーツ快挙続く
出典:大迫半端ないって Tシャツ 男女兼用 3サイズ展開 ブラック(Amazon)
そのほか2018年はこんなことがありました
- 日本国内で「TikTok」が普及し出す
- 名探偵コナン発「安室の女」現象、映画『ゼロの執行人』で熱狂的ファンが続々
- DA PUMP『U.S.A.』が流行、DA PUMP16年ぶりとなる紅白出場も
- 【高校野球】金足農業フィーバー、公立高校の野球部ながら準優勝で盛り上がり
- 渋谷ハロウィンが暴動に、軽トラひっくり返す人も
- 是枝裕和監督『万引き家族』がカンヌ最高賞に輝く
- 低予算映画『カメラを止めるな』がSNSから全国区に
2019年に話題になった芸能/エンタメニュースを振り返る
【日本初開催】ラグビーW杯が大盛況
出典:ラグビーW杯 桜、8強。 (サンケイスポーツ特別版)(Amaozn)
『鬼滅の刃』がアニメ化でメガヒット
ボカロ関連アーティストがメジャーに、米津玄師、YOASOBI、Adoら
初音ミクを生みだしたヤマハの音声合成ソフト「ボーカロイド」。ボーカロイド楽曲を発表するボーカロイド・プロデューサーこと”ボカロP”が数多く生まれた。その中の一部がメジャーデビュー。
ボカロP”ハチ”名義で活動していた米津玄師。YOASOBIの作曲担当しているAyase。また、ボカロ曲の歌い手だったAdoら広く知られるように。ボカロっぽい曲調やボカロっぽいMV(文字とイラストで構成されたMV)も一般的なコンテンツ・フォーマットとしてボカロ以外の曲でも使われるように。
VTuberの知名度高まる、キズナアイが破竹の勢い
CGキャラクターのYouTuberことバーチャルYouTuber(通称”VTuber”)。2016年から活動を開始したキズナアイがテレビでレギュラー番組を持つなどメジャーな存在に。キズナアイのヒットを受け、VTuberを専門としたYouTuber事務所も相次ぎ誕生。VTuberグループ「にじさんじ」「ホロライブ」など知られるように。
初音ミクに続く日本ならではのバーチャル・コンテンツとして定着。今ではVTuberに対する誹謗中傷が起きるまでに。
チケット不正転売禁止法が施行
スマホの普及(もっぱらメルカリの普及)で個人レベルでの転売が一般的に。アイドルのライブチケットなどの高額転売が社会問題になった。また、上場企業であるミクシィが子会社通じて事実上のチケット転売サイトを運営しており、チケットめぐる詐欺や不正な転売で刑事事件化した。
こうした背景を受けて国会でチケット不正転売禁止法を可決・成立(2018年)。2019年より施行された。転売禁止に含まれるのはイベントチケットだけだが、転売を悪とする認知・認識を普及させるきっかけに。
そのほか2019年はこんなことがありました
- 【女子テニス】大坂なおみが男女通じて日本人初の世界ランク1位に
- 【MLB】イチローが45歳で現役引退、「後悔などあろうはずがない」
- 【韓国映画】『パラサイト 半地下の家族』が非英語圏の映画で初のアカデミー賞作品賞に
- 【闇営業】よしもと芸人ら暴力団に接待、仲介したカラテカ矢部は芸能界引退
- 【事件】京都アニメーション放火事件で33人亡くなる