2022年3月に話題になったニュースまとめ(デイリー更新版)

     
  • 公開日:2022.3.2
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  • 更新日:2022.7.12
2022年3月に話題になったニュースまとめ(デイリー更新版)

政治・経済からエンタメの話題まで【2022年3月】のニュースを振り返ります。昨日のニュースや3日前のニュースを思い出すのに活用ください。

目次

3月1日(火)〜3月6日(日)週のニュース

【経済】トヨタが国内の全工場を操業停止、サイバー攻撃でシステム障害(3月1日)

トヨタ関連サプライヤー企業に対してサイバー攻撃。システムを乗っ取って身代金を要求するランサムウェアの被害を受けた。ロシアからのサイバー攻撃かは不明。トヨタは2日に工場の稼働を再開した。

【国際】対露ウクライナ志願兵に日本人70人余が志願、林外相は参加しないよう呼びかけ(3月1日)

日本人70人のうち50人ほどは元自衛官(ウクライナ駐日大使いわく)。あくまでボランティア扱いであり、日本からウクライナへの渡航禁止令も発出されていない状況だが、林外相は目的のいかんに関わらず渡航を控えるよう訴えた。

【国内】旭化成グループの工場で大規模爆発、近隣の住宅50棟の窓ガラス割れる(3月2日)

宮崎県延岡市で1日に起きた爆発事故。行方不明の従業員が火薬類の計量中に事故が起き、貯蔵されていた3100kg相当の火薬がすべて爆発したとみられる。会社は記者会見でお詫び。

【国際】北京パラリンピックにロシア選手を「中立」として出場させる方針(3月2日)※後に撤回

国際パラリンピック委員会が方針発表。3月4日から開催する北京冬季パラリンピックにメダル授与なしの「中立」選手としてロシア選手、およびベラルーシ選手を参加させる。IOC(国際オリンピック委員会)はロシア関連選手を国際大会に出場させないよう各スポーツ連盟に勧告を出していた。

関連ニュース
・ロシア選手、ベラルーシ選手を一転して出場させない方針(3月3日)

【社会】日産のケリー元代表取締役に有罪判決(3月3日)

検察側が懲役2年を求刑していたが、東京地裁は懲役6ヶ月(執行猶予3年)と多分に減刑しての判決。報酬隠しが疑われる7年分の役員報酬のうち6年分について「ゴーン元会長と共謀したとは言えない」として無罪となり、刑が減刑された。

ケリー被告はゴーン元会長の役員報酬を有価証券報告書に記載せず、報酬隠しを共謀したとして金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪に問われていた。

【新型コロナ】まん延防止等重点措置を18都道府県で再延長(3月3日)

岸田首相が表明。今月6日で期限を迎える地域のうち18都道府県で今月21日まで再延長する。延長は首都圏1都3県ほか大阪、京都、愛知、北海道など都市部が対象。

【経済】ソニーとホンダが電気自動車(EV)事業で提携(3月4日)

2025年にも両社で共同開発した電気自動車を発売する予定。ソニーはかねてより電気自動車、自動運転車のための自社ソフトウェア開発を進めており、ホンダとの提携で事業を本格化させたい狙い。

【北京五輪】パラリンピック開幕、ロシア&ベラルーシの選手団は締め出し(3月4日)

国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長は開会式でロシアによるウクライナ侵攻に言及。「21世紀は戦争や憎しみではなく、対話と外交の時代だ」と反戦を訴えた。大会は今月13日まで開催される。

【国際】ウクライナ難民が開戦1週間で100万人超え、国連調査(3月4日)

現時点で隣国に逃れた難民が100万人。ウクライナ国内にとどまる避難民も含めると最大で400万人前後に保護と支援が必要としている。EUほか日本も岸田首相が難民の受け入れを表明。

【国際】ロシア軍がウクライナ最大の原子力発電所を制圧(3月4日)

ウクライナ南東部にあるザポリージャ原子力発電所を制圧。最大出力600万キロワットとウクライナ超えヨーロッパ最大規模の出力を持つ。戦闘で火災が発生したが放射能漏れはないとの見方(IAEA見解)。

【経済】ロシア国内での事業停止する企業続々(3月4日)

Apple、IKEA、ナイキなどロシア国内での販売事業を停止したほか、Visa、Mastercardのクレジットカード大手2社もロシア国内での業務停止。また、ロシア下院で虚偽の情報に最大15年の懲役刑を課す処罰法案が可決されたことを受け、BBC、ブルームバーグなど欧米メディアもロシア国内での取材活動を停止した。

【北京パラリンピック】村岡桃佳が金メダル、日本勢メダル第1号(3月5日)

アルペンスキー女子滑降座位で金メダルを獲得。村岡は前回の平昌五輪でも大回転座位で金メダルを獲得しており、2大会連続での金メダル獲得となった。

【国内】SMBC日興証券の幹部ら4人を逮捕、相場操縦疑惑(3月5日)

特定銘柄の株価を不正に買い支えたとして金融商品取引法違反容疑で逮捕された。「ブロックオファー」と呼ばれる株主に変わって証券会社が株を売却する業務において、株主が売却指定する目標株価に近づけるよう証券会社として株価を買い支えした疑い。

株の売買を取り扱う部門の本部長ら逮捕されており、組織レベルの株価操縦の疑惑も持たれる。近藤雄一郎社長は記者会見でお詫び。自身の進退については言及せず。

関連ニュース
・東京地検特捜部がSMBC日興証券を法人起訴、副社長の佐藤俊弘容疑者も逮捕(3月24日)

【ウクライナ情勢】市民退避のための一時停戦で両国合意も即日撤回(3月5日)

戦闘が激化しているウクライナ東部都市で市民退避のための一時停戦が発効されたが、ロシア、ウクライナともに停戦中に攻撃を受けたと主張して停戦を撤回した。

【政治】岸田首相が非核三原則の堅持を強調、安倍元首相の「核共有」発言の火消しに躍起(3月初旬)

「核共有」とはNATOで一部採用されるアメリカの核兵器を同盟国間で運用する方法。ウクライナ情勢を受けて安倍元首相が日本でも核共有を議論すべきと主張。日本はアメリカの核の傘の下にあるが、有事の際の核の運用方法が不透明だと指摘した。

安倍元首相の発言に対して野党から批判。岸田首相は国会で非核三原則の観点から核共有は認められないと核共有の議論そのものを否定した。

 

そのほか今週の主なニュース

  • 東芝の綱川社長が退任、会社分割案で支持得られず引責(3月1日)
  • ウクライナがEUに加盟申請、即時承認を求めるもEU「手続きに長い年月かかる」(3月1日)
  • ロシア機と見られるヘリコプターが日本に領空侵犯、防衛省がロシアに抗議(3月2日)
  • 35歳〜54歳の世帯所得が25年前に比べて100万円以上の減少、内閣府が調査結果公表(3月3日)
  • 日本マクドナルドが「ハンバーガー」などの主力商品を値上げ、原材料の高騰受け(3月4日)
  • 推理作家の西村京太郎さん死去、享年91歳(3月6日)

 

3月7日(月)〜3月13日(日)週のニュース

【政治】刑事罰の「懲役」と「禁錮」を一本化した「拘禁刑こうきんけい」を創設へ(3月8日)

政府が刑法改正を閣議決定。今国会中の関連法案の成立を目指す。刑務所での労働が義務となる「懲役」と義務ではない「禁錮」の括りを廃し、「拘禁刑」として一本化。受刑者ごとの特性に応じて、より柔軟に労働や指導を行えるようにする。再犯防止のための収監の有効性を高めたい狙い。

【政治】SNS誹謗中傷対策として侮辱罪を厳罰化、今国会での法改正目指す(3月8日)

改正案を政府が閣議決定、今国会での改正法案の成立目指す。従来の侮辱罪は「30日未満の拘留」or「1万円未満の科料」と罰則が軽かったが、改正案では「1年以下の懲役・禁錮または30万円以下の罰金」とする。また、公訴時効(刑事罰として起訴できる期間)も従来の1年から3年に引き伸ばす。

【国際】パプアニューギニアで大規模噴火、日本への津波の影響なし(3月8日)

オーストラリア北部にあるパプアニューギニアのマナム火山が大規模噴火。噴煙は高さ約15キロに達した。目立った潮位変化はみられず、気象庁は9日、日本への津波の影響はないと発表した。

アジア太平洋地域では今年1月にトンガの海底火山が大規模噴火。日本への津波も観測された。

【国際】チェルノブイリ原発が電源喪失、IAEA「安全性への致命的な影響ない(3月9日)

ロシア軍に占拠されたウクライナ北部のチェルノブイリ原発について、ウクライナ国営電力会社が原発への電力供給が遮断されたと発表。使用済み核燃料の貯蔵施設の冷却が停止し、放射性物質が放出される可能性を示唆した。IAEAは原発は2000年から停止しており、致命的な結果にはならないとの見解。

【経済】ガソリン価格の高騰続く、原油先物価格は13年ぶり高値更新(3月9日)

出典:e燃費|ガソリン価格推移グラフ

ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧米各国がロシア産の原油を輸入禁止する措置を打ち出し。コロナからの経済活動再開で原油需要が高まっていることと相まり、世界的な原油不足の懸念高まる。東京原油市場の先物価格も13年ぶり高値を更新した。

日本国内のガソリン価格も値上がり傾向。レギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は1リットル174.6円と170円台を突破した(資源エネルギー庁発表)。

関連ニュース
・原油先物価格が一転して過去最大の下げ幅、中東OPECが原油増産への支持を表明(3月10日)

【国際】韓国の新大統領にユン・ソクヨル(尹錫悦)氏(3月10日)

韓国大統領選挙が行われ、保守系野党候補のユン・ソクヨル氏が当選した。今年5月に新大統領に就任する。

ユン氏は検事出身。パク・クネ元大統領が失脚した贈収賄事件(崔順実ゲート事件)の捜査を担当したことで知られる。2017年〜19年まで検事総長を務めたが、ムン・ジェイン大統領と対立し辞任した。今回、ムン大統領が率いる与党・共に民主党の対立候補として野党・国民の力の大統領候補として担ぎ上げられた。

【国際】ユニクロがロシア国内での営業停止、事業継続の方針を一転(3月10日)

ユニクロはロシア国内に50店舗を展開しているが、全店舗とも当面の間の営業を停止する。ユニクロはウクライナ難民への金銭支援、衣料支援を表明する一方、ロシア国内での営業を継続する方針を示しており、国内外から批判を受けていた。

【社会】東日本大震災から11年(3月11日)

地震が起きた14時46分に合わせて各地で追悼。東日本大震災は2011年に東北沖で起きたM9地震。岩手県、宮城県では高さ10メートルを超える津波も発生した。死者、行方不明者は1.8万人、関連死を含めると2.2万人にのぼる。

【日韓】岸田首相とユン・ソクヨル次期大統領が初の電話会談、日韓関係の改善で一致(3月11日)

日韓関係の改善、北朝鮮問題での連携などで一致。また、対面での首脳会談も早期に実施する方向で確認した。対日強硬策を取るムン・ジェイン政権下での日韓首脳会談は極めて少なく、東京五輪での会談も実現しなかった。

【日露】北方領土めぐり日露間に動き、岸田首相「北方領土は我が国固有の領土」(3月初旬)

ロシアのウクライナ侵攻を受け、野党に北方領土の領土認識を問われた岸田首相が、「北方領土は我が国固有の領土」と発言。ロシアとの北方領土交渉が進んでいた安倍政権時代には明確な言及を避けていたが、その時代に比べて踏み込んだ発言に。

対してロシアではプーチン大統領は北方領土に免税特区を設ける法案にサイン。また、北方領土でミサイル発射演習を行ったことを明らかにし、日本政府への牽制強めた。

【北京五輪】パラリンピック閉幕、日本勢は7枚のメダル獲得(3月13日)

メダル内訳は金4枚、銀1枚、銅2枚。アルペンスキー女子の村岡桃佳選手が金メダル3枚を獲得する活躍みせた。次回の冬季五輪は2026年2月、イタリアのミラノ&コルティナダンペッツォ(2都市)で開催される。

 

そのほか今週の主なニュース

  • 国際女性デー(3月8日)
  • ウクライナ・ゼレンスキー大統領が英下院でビデオ演説、ロシアに徹底抗戦の意志示す(3月8日)
  • 世界初のブタの心臓を移植した米男性が死亡、拒否反応なく2ヶ月生存も容体悪化(3月10日)
  • 日本アカデミー賞、最優秀作品賞に西島秀俊主演「ドライブ・マイ・カー」(3月11日)
  • 東映アニメーションに不正アクセス、アニメ「ONEPIECE」などの制作に影響(3月11日)
  • 独仏露の首脳が電話会談、独仏がウクライナ停戦を求めるもロシア応じず(3月12日)
  • 体操の内村航平が自身の名を冠した引退試合(3月13日)

 

3月14日(月)〜3月20日(日)週のニュース

【新型コロナ】中国・深センで感染拡大、1週間の都市封鎖に(3月14日)

14日〜20日までの間、公共交通機関を全停止させるほか、不要不急の外出も禁止。企業の操業も停止させる。中国では1日の新規感染者数が3000人を突破(3月12日付)。2020年2月以来となる高水準で感染者数が推移していることから都市部を中心に事実上のロックダウン措置が取られた。

【政治】年金生活者に臨時給付金を検討、岸田首相「検討したい」(3月15日)

自民・公明両党の幹部が岸田首相に申し入れ。公的年金の支給額が2年連続で減少することを受け、年金生活者に1人5000円の給付金を配るべきと提言した。岸田首相は検討に前向きな姿勢。今年夏の参院選に向けた高齢者世代に対するバラマキとの見方。

関連ニュース
・高市政務調査会長が検討白紙の可能性を示唆(3月29日)

【国内】仙台市の市立小学校のいじめ問題、市が一転して「重大事態」認定(3月15日)

市教育委員会が、国の「いじめ防止対策推進法」で定める「重大事態」に認定。市として正式にいじめ調査を行う。小学1年の男子児童が生徒8人に暴行を受けて全治4週間のけがを負ったが、学校側は遊びの範疇だったといじめ行為を否定していた。

「いじめ防止対策推進法」では、いじめが疑われる生徒が30日以上にわたり欠席している場合に「重大事態」として市がいじめ問題を調査するよう定めている。今回は男子児童が50日を超えて欠席していた(3月15日時点で)。

【政治】自民・公明・国民民主党が「トリガー条項」の凍結解除めぐり具体的協議へ(3月16日)

トリガー条項とは、原油価格の高騰時にガソリン税を一時的に減税して原油価格の高騰を抑える仕組みのこと。具体的な制度設計に向けて自民党、公明党、国民民主党が協議に入った。

トリガー条項の凍結解除は国民民主党の玉木代表が岸田首相に求めており、岸田首相が口約束ながら検討に同意。国民民主党がこの約束を担保に野党ながら新年度予算案の賛成に回っていた。

【エンタメ】日本発ゲーム「エルデンリング」が発売18日目で世界1200万本を売り上げる大ヒット(3月16日)

バンダイナムコとフロム・ソフトウェアが共同開発したオープンワールドゲーム「エルデンリング」(ELDEN RING)。2月25日に販売開始。発売18日目で日本国内で100万本、世界全体で1200万本を売り上げた。

近年のゲームトレンドたるオープンワールドゲームとして人気に。100時間プレイしても新たな発見があるガチゲーマー向けの奥深いゲーム仕様に国内外で高い評価が集まった。

【ロシア】テレビの生放送中に番組スタッフが反戦を訴えて拘束される(3月16日)

ロシアの政府系テレビ局のニュース番組の生放送中に女性ディレクターが乱入。カメラ前でプラカードを掲げてロシアによるウクライナ侵攻を非難した。

女性ディレクターは当局に拘束され、無許可の抗議活動を行ったとして3万円の罰金が課された。今後より重い刑事責任を問われる可能性も。

【ウクライナ】ゼレンスキー大統領が米議会でビデオ演説、NATO支援を呼びかけ(3月16日)

911や真珠湾攻撃を引用してウクライナの危機を訴え。ウクライナ上空にNATOによる飛行禁止区域を設定するようバイデン大統領に訴えた。バイデン大統領は武器供与に関しては前向きだが、飛行禁止区域の設定に関しては第3次世界大戦につながりかねないとして否定的な見解。

【ウクライナ】ゼレンスキー大統領が日本での演説提案(3月17日)

ゼレンスキー大統領は各国の議会でビデオ演説しており、ウクライナ政府が日本政府にも演説を提案した。自民党と立憲民主党は、ウクライナ政府の打診を受け入れる方向で一致。ただ、国会の議場には映像モニターが設置されておらず、どういった形での演説になるのかは不透明。

関連ニュース
・ゼレンスキー大統領が23日に日本でビデオ演説する方向で調整(3月19日)

【社会】大阪ビル放火事件、容疑者死亡のまま不起訴(3月17日)

昨年12月に大阪で雑居ビルが放火され26人が亡くなった事件。放火して自身も亡くなった谷本盛雄容疑者が殺人や現住建造物等放火などの疑いで書類送検されたが、容疑者死亡のまま不起訴となった。(手続き上ではあるが)事件に関する一連の捜査が終結した。

【社会】福島県沖でM7地震、負傷者100人前後(3月17日)

16日深夜に宮城県や福島県を中心に震度6強を観測。宮城県の石巻港では20cmの津波も確認された。東京では震度4を観測したほか、停電や交通機関の乱れが見られた。死者数は4人、負傷者は100人前後(政府調べ)。

【新型コロナ】まん延防止等重点措置を全国で解除、政府(3月17日)

適用中の18都道府県について21日付で全面解除する。全国で解除されるのは約2カ月半ぶり。現在なお国内全体で1日5万人台の新規感染者が確認されているが、重傷者数が減少傾向にあり、まん延防止等重点措置の主たる目的たる医療ひっ迫が改善されつつあるのを評価した。

【皇族】愛子さまが初の単独記者会見、パーソナルな側面も明かす(3月17日)

昨年12月に20歳の誕生日を迎えた愛子さまが、初めて記者向けに単独会見。昨晩の東北地震やウクライナ情勢に関して心配の声を寄せた。今後の皇族活動は未定で当面は学業に集中したいと説明した。また、これまで語られぬパーソナルな部分にも言及。自身の長所について「どこでも寝られること」、短所は「マイペースなところ」と明かした。

【国際】米中首脳が電話会談、ウクライナ情勢めぐり意見交わす(3月18日)

ロシアのウクライナ侵攻後で初となる米中首脳の顔合わせ。ロシアへの支援も制裁も保留している中国に対してバイデン大統領が繰り返し釘。ロシアを支援した場合には中国にも制裁を課すと言明した。対して習近平主席は「世界の平和と安定のため努力する」と述べるにとどまる。

 

そのほか今週の主なニュース

  • 広島県議ら34人を起訴、河井元法相から現金を受領した容疑で不起訴も一転(3月14日)
  • ロシアが欧州評議会から脱退、ウクライナ侵攻で先月から加盟停止(3月15日)
  • 春のセンバツ開会式、雨で1日遅れの開幕(3月19日)
  • 池袋暴走事故で被害者遺族をSNS中傷した男性を書類送検する方向、警視庁(3月20日)

 

3月21日(月)〜3月27日(日)週のニュース

【中国】100人超が搭乗する大型旅客機が山中に墜落(3月22日)

乗客乗員合わせて132人が搭乗していた大型旅客機が広西チワン族自治区の山中に墜落。細かな被害状況は不明だが、日本人を含めた外国人の搭乗者はいなかったとの現地報道。

【国際】ロシア外務省が日本との平和条約交渉を中断する意向(3月22日)

ウクライナ情勢を受けて日本政府がロシアに対して経済制裁を課したことに対する対抗措置とみられる。日本政府は岸田首相を含めて強く抗議した。

日露間の平和条約交渉は安倍政権時代の2018年にスタート。日ソ共同宣言(1956)に基づき北方領土問題など解決させ、平和条約を締結する方向で合意していた。ただ、北方領土の扱いめぐり交渉停滞。プーチン大統領が平和条約の交渉のみ進めたいとの意向を示すなど先行き不透明な状態が続いていた。

【社会】東京電力・東北電力管内で電力使用率がひっ迫、政府が節電呼びかけ(3月22日)

今月16日の福島M7地震の影響で広野火力発電所(福島県)の一部が稼働停止。なおかつ、関東地方で氷点下まで気温が冷え込んだことから暖房需要が高まり、電力使用率が100%近くまで上昇した。

大規模ブラックアウトは発生しなかったが、政府が「電力需給ひっ迫警報」を発出するなど関東地方で近年まれにみる節電に追われた。

【国内】大阪・関西万博の公式キャラクターが決定(3月22日)

2025年に開催される大阪・関西万博の公式キャラクター(名称未定)が決定。最終3案から神戸出身のデザイナー、山下浩平さんの作品が選ばれた。今後キャラクターの名前も公募で決める。

キャラクターのインパクトある見た目に反応続々。キモい、怖い、いのちのかがやき君…などなど賛否が飛び交う。キャラクターの青い部分は”水の都”から連想(大阪は古代より交易拠点こと水の都として知られた)。赤い輪っかは大阪・関西万博の公式ロゴマークとして先に発表された。

【ウクライナ】ゼレンスキー大統領が日本の国会でリモート演説、「日本のロシア制裁に感謝」(3月23日)

アジア国家で先駆けて行ったロシア制裁について感謝の意。また、日本とウクライナで平和を愛する価値観が似ていることに言及し、今後もウクライナへの支援を呼びかけた。

欧米議会でのリモート演説では軍事支援(NATO支援)を呼びかける語気を強めた内容だったが、日本向けには軍事支援を求めず、「協力」「感謝」「平和」などソフトな物言いにとどまる。

【経済】東芝の分割案、臨時株主総会で否決(3月24日)

東芝が提案した会社2分割案について臨時株主総会で採決が取られたが、賛成が過半数に届かず否決された。稼ぎ柱である半導体事業、および赤字部門を含むその他事業の分割を提案していたが、大株主の海外ファンドから賛成得られず。

また、海外ファンド側が提案していた東芝の上場廃止決議についても否決された。東芝は不適切会計の発覚以降、経営の立て直しのために主要な事業の売却を続けており、海外ファンド側は上場を続ける意味がないと指摘。上場廃止してファンド主導の経営による企業価値の向上を訴えていた。

【国際】北朝鮮が大陸間弾道ミサイル発射、日本EEZ内に落下(3月24日)

北海道沖から西に150kmの場所に落下。鬼木おにき誠防衛副大臣が北朝鮮側に抗議した。岸田首相はG7首脳会議に出席するためヨーロッパを来訪しており、現地から非難声明を出した。

飛翔時間は71分ほど、高度6000kmまで上昇したとみられる。通常軌道なら米全土を狙える新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行ったとの見方。

関連ニュース
・北朝鮮の国営通信が発射実験に成功と報道、発射したのは新型ICBM「火星17号」(3月25日)

【サッカー】日本代表がW杯カタール大会への出場決める(3月24日)

アジア最終予選の第9戦でオーストラリアに2-0で勝利。グループリーグの2位以内を確定させ、W杯本戦への出場を決めた。W杯カタール大会は今年の11月に開催される。

【G7首脳会議】首脳声明でロシア非難、追加の経済制裁を示唆(3月24日)

ベルギーのブリュッセルで開催されたG7首脳会議。目下の課題であるウクライナ情勢について議論。首脳声明ではロシアを非難したほか、さらなるロシア制裁の示唆、化学兵器の使用に対する牽制、人道支援での国際協力など発表した。

岸田首相はロシアに対する最恵国待遇(貿易優遇)の撤廃や人道支援として121億円を拠出することを明らかに。

【ウクライナ】アメリカ政府がロシアに対する制裁強化、下院議員らの資産凍結(3月24日)

ロシア議会の下院議員320人余ほか、富豪や国営企業の関係者らの個人資産(海外資産)を凍結。先のSWIFTからのロシア金融機関の締め出し、ロシア産の原油の禁輸措置に続く新たな制裁に。

【国内】安倍元首相へのやじを排除した北海道県警に賠償命令(3月25日)

安倍首相(在任中)の街頭演説中に男女2人がやじ。そのまま警察官に場所を移動させられ精神的苦痛を受けたとして提訴していた。札幌地裁は警察官(北海道県警)によるやじ排除行為を違法と認定。原告らの表現の自由が侵害されたとして88万円の賠償を命じる判決を下した。

警察側は、原告らが警備対策上の危険な状態、安倍首相(在任中)に危害を加える直前にあったと主張していたが、認められず。

【国内】大阪地検特捜部の検事ら2人を刑事告発へ、冤罪事件で脅迫で供述引き出した疑い(3月25日)

昨秋に無罪が確定した不動産会社の元社長の弁護団が刑事告発を明らかにした。横領事件での共謀が疑われた元社長が、取り調べ中に脅迫的な言動を受け、事実と異なる供述をさせられた疑い(証人威迫容疑)。元社長の弁護団が取り調べの録画・録音を確認、検事が脅迫的な言動をしていたことを確認した。

【フィギュアスケート世界選手権】宇野昌磨&坂本花織が金メダル(3月26日)

シーズンの締めくくりとなる世界選手権がフランスで開催され、男子は宇野昌磨が、女子は坂本花織が金メダルに輝いた。男子は鍵山優真が2位につけた。ウクライナ情勢を受けてロシア選手の出場はならず。

【大相撲春場所】新関脇の若隆景わかたかかげが初優勝、新関脇の優勝は86年ぶり(3月27日)

新関脇は関脇に初昇進した関取のこと。新関脇の優勝は1936年の夏場所以来86年ぶりで歴代3人目の快挙。若隆景は福島出身。現在27歳で場所優勝は初めて。

【ウクライナ情勢】バイデン米大統領がポーランド訪問、プーチン大統領を批判で逆に釈明に追われる(3月27日)

バイデン米大統領がNATO加盟国であるポーランドを訪問し、記者会見でNATO加盟国に攻撃があれば集団的自衛権に基づく反撃の用意があるとロシアを牽制した。

バイデン米大統領は、ロシアがウクライナ攻撃を通じて民主主義への攻撃を行っていると発言。プーチン大統領について「権力の座に残してはいけない」と非難した。

同発言について選挙で選ばれた大統領の否定、民主主義の否定につながると各所から批判。ホワイトハウス高官は、発言にロシアの体制転換や内政干渉の意図はないと釈明した。

関連ニュース
・マクロン仏大統領がバイデン大統領の発言について、「事態をエスカレートさせるべきではない」と釘(3月28日)
・バイデン大統領が発言の撤回を拒否、「道徳的な怒りを表現したもの」(3月28日)

 

そのほか今週の主なニュース

  • ミャンマー政府のロヒンギャ暴力はジェノサイド、米政府が認定(3月22日)
  • 円相場が6年ぶりに1ドル120円に、米FRBの利上げ観測高まる(3月22日)
  • 台湾東部でM6地震、沖縄県でも震度2の揺れを観測(3月23日)
  • プロ野球が開幕、日本ハム・新庄剛志監督が始球式に登場(3月25日)
  • ロシア軍がウクライナ東部の要所都市・マリウポリの一部制圧(3月25日)
  • EUと米国間の個人情報の移転ルールめぐり新ルール設立へ、米EUが基本合意(3月25日)
  • 岸田首相とエマニュエル米駐日大使が広島訪問、ロシア念頭に核兵器の使用禁止を訴え(3月25日)
  • サウジアラビアの国営石油施設が攻撃受け炎上、イエメンの反政府組織フーシ派が犯行声明(3月25日)
  • 女子フィギュアスケートの宮原知子が引退発表(3月26日)
  • 日本各地で暴風・大雨(3月26日)

 

3月28日(月)〜3月31日(木)週のニュース

【米アカデミー賞】作品賞は「コーダ あいのうた」、濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」は国際長編映画賞に輝く(3月28日)

「コーダ あいのうた」はフランス映画をアメリカでリメイクした作品。聴覚障害者の家族で唯一の健常者である少女を主人公に描くヒューマンドラマ。

濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」は国際長編映画賞に。昨年から欧米の映画賞レースを軒並み制し、日本映画初となるアカデミー賞の作品賞にもノミネートされた。

【芸能】俳優・木下ほうかが芸能活動を無期限休止、性加害報道を概ね認める(3月28日)

週刊文春が報じた木下ほうかに性行為を求められた女優2人の告発について内容を概ね認め、謝罪と活動休止を発表した。また同日、木下の所属事務所「カクタス」は木下のマネジメント契約の解除を発表。4月より出演予定だったドラマ降板も明らかに。

【新型コロナ】「新型コロナウイルスは空気感染する」、国立感染症研究所が見解訂正(3月28日)

28日付で見解訂正。新型コロナウイルスの感染ルートとして、飛沫感染(くしゃみ感染)、接触感染(飛沫を触っての感染)とともに空気感染(エアロゾル感染、空気中の飛沫に触れての感染)が追加された。

新型コロナウイルスの空気感染は海外では感染ルートの一つとしてながらく認知されていたが、日本だと国立感染症研究所が空気感染を認めておらず、医師や一部メディアから見解を問う公開質問状が出されていた。

【国内】オリエンタルランドに賠償命令、女性社員へのパワハラ訴訟で(3月29日)

東京ディズニーランドのショーに出演する契約社員の女性が上司のパワハラを訴え。千葉地裁はパワハラとまでは言えないが、体調を崩した女性に対する会社のケアが足りなかったとしてオリエンタルランドに慰謝料88万円の賠償を命じた。

【政治】元公明党議員の遠山清彦被告に有罪判決(3月29日)

貸金業法違反(無登録営業)の罪で懲役2年、執行猶予3年、罰金100万円の判決(東京地裁)。日本政策金融公庫の融資を違法に仲介して手数料を得ていた。37億円分の融資に関与したと裁判所が認定した。

遠山被告は起訴内容を認めたうえで、融資の仲介だけで審査そのものに働きかけたわけではないので違法性はないと考えていたと説明した。控訴はしない模様。

【経済】7年ぶり円安、1ドル=125円水準に(3月29日)

日銀が長期金利の上昇を抑えるために「連続指値オペ」(国債を利回り0.25%で無制限に買い入れる措置)を実施。一方のアメリカの金融当局は金利の上昇に前向きとあり、日本円を売って米ドルを購入する動きが続いた。

日銀はあくまで金融緩和策の一環として長期金利を0.25%以内に抑えたい立場。アメリカで本格的に利上げされれば日米の金利差が拡大して、ますます円安が進む可能性も。

【ウクライナ侵攻】ウクライナの中立化めぐり両国が停戦交渉(3月29日)

トルコが仲介してロシアとウクライナの停戦交渉が行われた。ウクライナは第三国の信用を担保にした中立化およびNATO非加盟をロシア側に提案。一方でウクライナ侵攻前の国土を回復することを条件として求めた。

ロシア側は2月末時点でウクライナ側に全面降伏を求めていたが、今回の停戦交渉では特に言及せず。停戦交渉を仲介したトルコ外相は、交渉に大きな進展があったと自賛。

【芸能】米俳優のブルース・ウィリスが失語症で俳優引退(3月30日)

ブルース・ウィリスは映画「ダイ・ハード」シリーズの主演で知られる。現在まだ67歳だが、失語症と診断されたため引退へ。失語症は脳の損傷などで会話そのものが難しくなる病気。認知症とは異なり認知能力はある。

【政治】ウクライナの地名表記をウクライナ語の発音に合わせて変更へ、日本政府(3月31日)

首都キエフは「キーフ」に。チェルノブイリ原発で知られるチェルノブイリ地域も「チョルノービリ」と改める。外務省で先行して表記変更。来年の通常国会で法改正して在外公館などに用いられる法的な名称も変更する。

これまでロシア語の発音に近い表記を用いていたが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて自民党内でウクライナ語に合わせて表記変更すべきとの声が高まっていた。

【センバツ高校野球】大阪桐蔭高校が4年ぶり4度目の優勝(3月31日)

決勝戦で滋賀の近江高校に18対1で勝利。今大会のチーム通算ホームラン数は11本と歴代最多。これまで最多だったPL学園の8本(1984年)を更新した。

【芸能】ウィル・スミスの平手打ち騒動、米アカデミーが懲戒処分を検討へ(3月末)

アカデミー賞の生放送中にウィル・スミスがプレゼンテーターのクリス・ロックを平手打ちした騒動。アカデミー賞を主宰する映画芸術科学アカデミーが、ウィル・スミスを行動規範違反として懲戒処分する方針を示した。来月の理事会でなにかしらの処分を下すものとみられる。

コメディアンとして知られるクリス・ロックが、脱毛症の影響で坊主頭になったウィル・スミスの妻をからかう発言を行い、これに対してウィル・スミスが平手打ちをかました。ウィル・スミスが暴力行為なお退席せず、そのまま主演男優賞を受賞したことからアカデミーとして暴力行為を容認したと批判が出ていた。

 

そのほか今週の主なニュース

  • 「VTuberへの中傷は名誉毀損」、東京地裁がVTuberの中の人に対する名誉毀損を認める判決(3月29日)
  • 【教科書検定】高校生の新選択科目に「論理国語」「文学国語」など新設、2023年度から(3月29日)
  • 立憲民主党がインボイス制度の廃止法案を提出(3月30日)
  • 「北方領土はロシアが不法占拠」、外交青書に20年ぶりに明記する方向、外務省(3月31日)
  • 「ロシアとの天然ガス開発プロジェクトから撤退しない」、岸田首相が国会答弁(3月31日)
  • auことKDDIが3Gサービスの提供終了、4G、5Gの普及で20年の役目終える(3月31日)

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