2020年10月に話題になったニュースを振り返る(月間ダイジェスト版)

     
  • 公開日:2020.11.1
  •          
  • 更新日:2020.12.6
2020年10月に話題になったニュースを振り返る(月間ダイジェスト版)
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2020年10月に話題になったニュースまとめ。国内ニュース、海外ニュース、芸能/エンタメニュースに分けて1ヶ月を振り返ります。

2020年10月に話題になった社会全般ニュース

【出典元】くら寿司 公式HP(リンク
「Go To トラベル」本格始動、東京発着旅行も対象に
割引の恩恵が大きい高級ホテル、高級旅館を中心に宿泊客が急増した。付与される地域共通クーポンも旅行と関係ないコンビニや家電量販店で使えるとあり、予想外の好評価。一方で自動車合宿や観光地での資格取得にも活用できることから”Go To 悪乗り”相次いだ。
「Go To イート」始まる、飲食店でポイント還元
政府のコロナ経済対策「Go To イート」。飲食店の食事で1人最大1000円分のポイント還元する。ポイント還元のルール設定が曖昧だったこともあり、居酒屋チェーン「鳥貴族」でポイント荒稼ぎする通称”トリキの錬金術”が横行。対策に追われた。
日本学術会議、菅首相の任命拒否に波紋
6人の会員候補について菅首相が任命拒否。「任命権は首相が持つが、任命は形式的で推薦候補をそのまま任命する」との従来の政府見解を翻す形となり、任命拒否の理由が問われた。政府は人事上の問題として任命拒否の理由を明らかにせず。
同一労働同一賃金、正社員と非正規社員の待遇格差問う判決続々
日本郵便の裁判では、正社員と契約社員の待遇格差を労働契約法で禁じる「不合理な格差」と結論。一方、大学の元アルバイト職員が賞与の支払い求め大学を提訴した裁判では、職務内容に一定の相違があり、賞与の格差は不合理ではないと結論付けた。
常磐道あおり運転裁判、男に懲役2年6ヶ月、執行猶予4年判決
あおり運転厳罰化のきっかけとなった常磐道あおり運転事件(2019)。あおり運転罪が制定される前の事件とあり、あくまで「強要」「傷害」の罪で懲役2年6ヶ月、執行猶予4年に留まった(水戸地裁判決)。

 

2020年10月に話題になった政治ニュース

臨時国会招集、菅首相が所信表明演説で「温室効果ガス実質ゼロ」表明
菅首相が首相就任後はじめての国会演説。コロナ対策を第一に、デジタル庁の設置や不妊治療の保険適用拡大を重点政策として挙げた。また、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする方針を初めて示した。
携帯電話料金に値下げ機運?総務省が推進
菅政権の主要政策の一つである携帯電話料金の値下げ。総務省が大手キャリア向けに料金値下げ、競争促進のための指針示したのに対し、au、ソフトバンクはサブブランド通じた格安大容量プランを発表。総務省の言うように値下げ(?)対応した。
中曽根元首相の合同葬、国立大学への弔意表明要請で賛否
コロナで延期された中曽根元首相の合同葬が行われ、秋篠宮ご夫妻や歴代の総理大臣らが650人余が参列した。文科省は国立大学に弔意表明(半旗掲揚)要請、大学側の対応分かれた。一個人の葬儀に対して弔意表明を強制されることへの反発の声があった。
足立区議「同性愛で区が滅ぶ」発言に批判殺到
東京都足立区の白石正輝区議が発言。「法的に同性カップルを認めることに反対」との立場を示した。発言に対して大々的にパッシングを受け、後に発言撤回。謝罪した。

 

2020年10月に話題になった国内ニュース

コロナ航空不況、大手からLCCまで苦境に
JAL、ANAともに年間数千億円の赤字見通し。LCC(格安航空会社)もジェットスターが国内減便、ピーチ航空は親会社のANAとの共同運行に切り替え、エアアジアは日本撤退へ。コロナ航空不況は少なくとも数年は続くとみられており、各社ともコストカット急ぐ。
東京証券取引所で大規模障害、初の終日売買停止に
サイバー攻撃など外部からの攻撃は受けておらず、内製機器の故障で障害が起きたとみられる。バックアップデータにも移行できず、終日の売買停止となった。東証の宮原幸一郎社長は、「市場運営者としての責任を痛感」と陳謝した。
改正著作権法施行、違法リーチサイト制限
違法コンテンツ(権利者の許可を得ていない著作権物)の配信、提供、また、違法コンテンツのリンクを紹介するリーチサイト、リーチアプリの運営が違法となる。罰則は3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金。
神奈川県で続く異臭騒ぎ、ついに横浜まで北上
今年6月から続く神奈川県の異臭騒ぎ。三浦市や横須賀市など三浦半島地域で相次ぎで異臭が確認されていたが、今月に入り、横浜市でも同様の異臭が確認された。政府と神奈川県が共同で調査を行うも、いまだに異臭の正体、原因は分からず。
東京都独自のコロナ経済対策「もっとTokyo」始動
東京都民に限り、都内の日帰り旅行で1人2500円、宿泊で1人5000円を割り引く。Go To トラベルとの併用も可能であり、ホテル各社は3人宿泊で実質0円になるプランを打ち出すなど商機と捉える。
クマ出没件数が過去最多に、政府が対策乗り出す
今年4月~9月のクマ出没件数は全国で13,670件に上り、過去5年で最多となった(環境省調べ)。山中ではなく住宅地や商業地など人間生活圏での出没が相次いでおり、山中のエサ不足の深刻化が言われる。

 

2020年10月に話題になった国際ニュース

トランプ米大統領がコロナ感染も3日で退院
来月の米大統領選に向けスピード復帰。コロナに打ち勝った姿を自らアピールし、コロナ禍での経済活動再開を強く訴えた。一方でホワイトハウス内でのコロナ集団感染が続いたことからコロナ軽視との声も。
欧州各国でコロナ感染再拡大の兆し
フランス、ドイツ、イギリスでは再度のロックダウン(都市封鎖)実施。感染者の急増で医療崩壊リスクが高まっており、国レベルでのロックダウンを決めた。また、イタリア、スペイン、ベルギーなどでも夜間の営業禁止が実施されるなどコロナ再拡大への危機感募る。
核兵器禁止条約が発効へ、批准国・地域が50超える
3年前に国連で可決された核兵器の製造、保有、使用を全面的に違法とする条約。50の国・地域による批准を条約発効条件としており、来年1月にも発効できる見通しが立った。ただ、アメリカ、ロシアはじめとした核保有国や「核の傘」戦略を掲げる日本は批准せず。
ノーベル賞2020、今年は日本人の受賞なし
物理学賞には天体物理学者のロジャー・ペンローズ氏ら3人。同氏は2018年に亡くなったスティーブン・ホーキング博士とともに宇宙研究を進め、1965年にブラックホールの存在を初めて証明したことで知られる。昨年のブラックホール世界初撮影にも参加していた。
独ベルリンに設置された慰安婦像めぐり日韓火花
韓国人団体がベルリン市の公有地に慰安婦像を設置。「戦時下の女性への性暴力を抗議する像」として設置が許可されたが、碑文に日本軍の名前を挙げており、日韓外交問題に発展。茂木外相がベルリン管轄区に抗議、一時撤去命令が出たが、後に撤去命令が撤回された。
韓国サムスングループのイ・ゴンヒ会長が死去
享年78歳。サムスン2代目会長として1987年〜2014年まで経営トップを務め、サムスンのグローバル企業化を牽引した。特に半導体事業、ディスプレイ事業で世界的成功を収めたほか、「Galaxy」スマートフォンでiPhoneと並ぶ世界トップシェアを獲得した。
アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘止まず(ナゴルノカラバフ紛争)
アルメニア人が実効支配する旧ソ連の係争地めぐり軍事衝突。米露による3度の停戦仲介も成立せず、1ヶ月以上にわたり戦闘が続く。トルコがアゼルバイジャンを軍事支援しており、アゼルバイジャンが最新鋭の無人攻撃機やドローン兵器を活用して戦局進める。
「ネコ」型のナスカの地上絵、ペルーで見つかる
ペルー南部地域で発見された。全長37メートル。2000年以上前に描かれたと見られる。一見すると落書きっぽく見える緩々なデザインに注目集まる。

 

2020年10月に話題になった芸能/エンタメニュース

劇場版「鬼滅の刃」、日本映画史上最速で興行100億円突破
公開10日で興行107億円、観客動員数798万人を記録。興行100億円突破までの日数は、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」(公開25日)を上回り、日本映画の中で最速記録を更新した。
俳優の伊藤健太郎容疑者をひき逃げ容疑で逮捕
東京都内でオートバイと衝突事故。一時現場から立ち去り、ひき逃げ容疑で逮捕された。オートバイに乗車していた男女2人がけが、うち1人は足の骨を折る重傷との報道。
中国発ゲーム「原神」が大ヒット、公開2週間で100億円の売上
スマホ、PCなどで展開される中国発のオープンワールドゲーム「原神」。9月末に日本ほか世界各国でリリースされ、2週間で100億円を超える収益を上げ注目された。一方、任天堂ゲーム「ゼルダの伝説」からの盗用疑惑も浮上し開発元が釈明に追われた。
今月結婚した芸能・著名人まとめ
・石原さとみ(女優)
・ナイナイ岡村隆史(芸人)

今月亡くなった芸能・著名人まとめ
・高田賢三(ファッションブランド「KENZO」デザイナー)
・筒美京平(昭和歌謡のヒットメーカー)
・エディ・ヴァン・ヘイレン(世界的ギタリスト)
・津野米咲(女性バンド「赤い公園」ギター)

 

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