2025年2月に話題になった時事ニュースまとめ

     
  • 公開日:2025.2.2
  •          
  • 更新日:2025.3.2
2025年2月に話題になった時事ニュースまとめ
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政治・経済から身近な社会問題まで【2025年2】の時事ニュースを振り返ります。昨日のニュース、最近のニュースを思い出すのに活用ください。

目次

2月の主なニュース抜粋

【政治】高校授業料の無償化で合意、与党&日本維新の会(2月25日)

就学支援金を支給する所得制限を公立・私立問わず撤廃。公立高校は完全無償化。私立高校も就学支援金の支給額を45.7万円に引き上げ、ほぼ無償化する(45.7万円は私立高校の授業料の全国平均)。今年度予算案が成立すれば公立は2025年度より無償化。私立は2026年度より無償化予定。

高校授業料の無償化は日本維新の会が要求。今年度予算案への賛成と引き換えに与党側が要求を飲んだ。

情報出典:高校授業無償化が柱の新年度予算案、合意文書に自公維が署名…予算成立確実に|読売新聞(閲覧 2025.2.26)

 

【円満】日米新首脳が初の会談、おおむねで方向性一致(2月7日)

石破首相とトランプ大統領が初の首脳会談。経済面、安全保障面で従来の日米の方向性をおおむね引き継ぎ。在日米軍の基地負担金の増額といった話も出ず。見解の不一致がほぼない円満な会談だった。共同声明には「自由で開かれたインド太平洋」戦略に基づく日米連携も盛り込まれた。

情報出典:石破茂首相「対米投資を1兆ドルに」 日米首脳会談|日本経済新聞(閲覧 2025.2.8)

★公式情報:日米首脳会談|外務省(閲覧 2025.2.8)

関連 ▶ 日本製鉄によるUSスチール買収、「買収ではなく投資」の認識で一致(2月7日)

日米首脳会談後の記者会見で言及。USスチールをアメリカ資本のアメリカ企業として残しつつ、日本製鉄による投資を受け入れる方向へ。石破首相が提案し、トランプ大統領も同調した。来週にもトランプ大統領が日本製鉄の関係者と会談する予定。

情報出典:日米首脳「USスチールは買収でなく投資」、米産LNG輸入拡大で合意|ロイター通信閲覧 2025.2.8)

 

【オンラインカジノ問題】令和ロマン高比良が芸能活動を自粛へ(2月19日)

オンラインカジノを利用していた疑惑で警視庁から事情聴取を受けていた。15日に公開した謝罪動画では、過去にオンラインカジノを利用したと認めており、当面の間、芸能活動を自粛する。日本国内でのオンラインカジノ利用は賭博罪に抵触。常習性いかんでは懲役刑が課される場合も。

情報出典:令和ロマン 高比良くるまさん活動自粛 オンラインカジノめぐり|NHKニュース(閲覧 2025.2.19)

参考情報:オンラインカジノによる賭博は犯罪です!|政府広報オンライン(閲覧 2025.2.19)

関連 ▶ 【プロ野球】オリックス・山岡泰輔投手が当面の活動自粛、オンラインカジノ利用で(2月21日)

日本野球機構(NPB)が調査。本人も過去にオンラインカジノを利用していたと認めた。日本野球機構は他の球団向けの調査も実施中。

情報出典:オリックス 山岡泰輔投手 オンラインカジノ利用で当面活動自粛|NHKニュース閲覧 2025.2.22)

関連 ▶ 【プロ野球】球団関係者ら14人がオンラインカジノ利用、NPBが公表(2月27日)

全12球団のうち7球団、合計14人が球団側に自主申告した。名前や所属は不明(選手だけでなく裏方スタッフも調査対象)。いずれも単純賭博罪の公訴時効内(直近3年)の事案であるとしている。

★公式情報:プロ野球各球団からの報告について|NPB閲覧 2025.2.28)

 

【令和の米騒動】備蓄米の放出決定、江藤農水相(2月14日)

3月下旬ころには備蓄米として放出された米が店頭に並ぶ見通し。初回は15万トン規模を放出する(最終予定は21万トン)。昨年夏ごろから続く米価格の高騰に対処する。米価格の高騰に対する備蓄米の放出は史上初。

情報出典:備蓄米放出、3月下旬に店頭に…石破首相「価格が落ち着くことを期待」|読売新聞(閲覧 2025.2.15)

 

【埼玉県八潮市】道路陥没から1ヶ月、転落したトラック運転手の救出進まず(2月28日)

1月28日に発生した埼玉県八潮市の道路陥没事故。トラック1台が陥没に巻き込まれた。トラックに乗っていた運転手の男性は救出されず。地盤が弱く、かつ下水道管が集中している区画とあり、救助活動が難航。道路の補強工事など行い、本格的な救助活動が始まるのに3ヶ月ほどかかる見通し。

情報出典:残る巨大な穴、捜索続く 埼玉県八潮市の陥没、発生1カ月|共同通信(閲覧 2025.2.28)

 

【米裁判】水原一平被告人に実刑判決、禁錮4年9ヶ月、賠償金26億円(2月7日)

大谷翔平の元通訳だった水原一平被告人に実刑判決(連邦地裁)。銀行詐欺や脱税の罪で昨年5月に起訴された。水原被告人は検察側と先に司法取引しており、おおよそ想定どおりの量刑に。裁判ではギャンブル依存症や懐事情の寒さを訴えて情状酌量を求めていたが、話の信憑性に欠けるとして判決には考慮されず。

情報出典:元通訳 水原被告 4年9か月の拘禁刑 大谷選手へ賠償金 約26億円|NHKニュース(閲覧 2025.2.7)

 

【ウクライナ情勢】米露首脳が電話協議、戦争終結に向けた交渉開始で合意(2月14日)

トランプ米大統領とプーチン露大統領が電話協議。トランプ大統領はかねてよりウクライナ終戦に向けてプーチン大統領と協議すると主張していた。ウクライナのゼレンスキー大統領も協議そのものには前向きな姿勢を見せている。

情報出典:トランプ氏、ウクライナでの戦争終結の交渉は「直ちに始まる」 プーチン氏と電話協議で合意と|BBCニュース(閲覧 2025.2.15)

関連 ▶ ウクライナの鉱物資源の権益めぐり暫定合意、米国&ウクライナ(2月24日)

ゼレンスキー大統領が明かした。米国に対してウクライナの鉱物資源の権益を一部譲渡する。代わりに米国によるウクライナ領土の安全保障を求める方向だが、詳細は不明。28日にもゼレンスキー大統領が訪米し、最終合意する見通し。

情報出典:ウクライナ、米と鉱物巡り「暫定」合意 「安全の保証」は盛り込まれず|ロイター通信閲覧 2025.2.27)

続報 ▶ 米ウ首脳会談も交渉決裂、異例の公開口論に発展(2月28日)

ゼレンスキー大統領が訪米。米国・ウクライナ間で鉱物資源の権益めぐり合意署名する見通しだったが、一転して決裂した。ゼレンスキー大統領が米国政府の対露戦略を批判。非難の応酬に発展した。

情報出典:米ウクライナ首脳会談は決裂、資源取引で署名至らず-激しい口論の末|Bloomberg閲覧 2025.3.1)

 

 

2月1日(土)〜2月2日(日)週の時事ニュース

【米国】カナダ・メキシコ・中国向けに関税実施、トランプ大統領が署名(2月1日)

カナダ・メキシコ向けには25%、中国向けには10%の追加関税を課す。今月4日より実施する。カナダ・メキシコから不法移民や違法薬物が流入している状況を「国家緊急事態」と認定。経済的な報復措置に出た。中国に関しては貿易赤字の是正を求める方向。

情報出典:カナダとメキシコに関税25%、中国へは10%の追加関税…トランプ氏「人々の安全確保は大統領の義務」|読売新聞(閲覧 2025.2.2)

続報 ▶ カナダ・メキシコ向けの関税実施を延期、米国の要求を一部受け入れる方向(2月3日)

4日から施行予定だった関税を1ヶ月延期。カナダ・メキシコともにトランプ大統領いわくの「国家緊急事態」を改善すべく交渉に乗り出し。

情報出典:トランプ氏、メキシコ・カナダへの関税延期:識者はこうみる|ロイター通信(閲覧 2025.2.4)

続報 ▶ 中国が米国への報復措置を発表(2月4日)

中国政府が追加関税に対する報復措置を発表。米国からの一部輸入品に対して10%〜の関税を設けたほか、米国に対する鉱物類の輸出規制も実施する。

情報出典:中国が即座に報復措置発表、トランプ政権は予定通り10%対中関税発動|Bloomberg(閲覧 2025.2.4)

鉄鋼・アルミニウムに25%の追加関税、すべての国が対象(2月10日)

トランプ大統領が追加関税を発表。鉄鋼とアルミニウム輸入に対して25%の追加関税を設ける。日本を含めたすべての国が追加関税の対象となる。

情報出典:トランプ氏、鉄鋼とアルミに25%関税発表へ-日鉄はUSS過半保有せず|Bloomberg(閲覧 2025.2.10)

自動車輸入に追加関税の見通し、トランプ大統領「25%前後になる」(2月20日)

日本を含めたすべての国から輸入する自動車に25%前後の追加関税を設ける方向で調整。トランプ大統領が明かした。4月にも正式発表する。

情報出典:米トランプ大統領 自動車関税「25%前後になるだろう」|NHKニュース(閲覧 2025.2.21)

 

 

2月3日(月)〜2月9日(日)週の時事ニュース

【経済】ソフトバンクとOpenAI社が日本で合弁、法人向けAIサービス販売へ(2月3日)

生成AIサービス「ChatGPT」で知られる米OpenAI社。同社が展開する法人向けAIサービスの日本国内での独占販売権をソフトバンクが獲得。ソフトバンクと米OpenAI社の合弁会社を通じて販売する。オフィス業務そのもののAI代替を目指すAI自律化ツールの位置付け。

情報出典:ソフトバンクGと米オープンAI、生成AIの合弁設立|ロイター通信(閲覧 2025.2.4)

★公式情報:OpenAIおよびソフトバンクグループが提携し、企業用最先端AIを開発・販売することに合意|ソフトバンク株式会社(閲覧 2025.2.4)

【経済】パナソニックがグループ再編へ、低収益の白物家電事業の対策本腰(2月5日)

次数年で抜本的な事業改革を実施。2028年度にも3000億円以上の収益改善を目指す。主に競争力と収益力に課題ある白物家電事業にメス。グループ再編し、白物家電、空調、照明の3分野に注力する。特に低収益である「テレビ」や「キッチン家電」に関しても何かしら判断を下す。

情報出典:パナソニックHD、テレビ事業「売却の覚悟あるが未定」|日本経済新聞(閲覧 2025.2.5)

★公式情報:グループ経営改革|パナソニックHD株式会社(閲覧 2025.2.5)※リンク先PDF

【経済】ホンダと日産自動車の経営統合話に暗雲(2月5日)

経営統合に向けた基本合意書が白紙になったとマスコミ各社が報道。ホンダ日産自動車ともに報道に対して「当社が発表したものではない」とコメント。一方で2月中旬にも何かしら公式声明を出すとしている。

情報出典:日産、ホンダに統合協議の白紙化を伝達 子会社化案のめず|ロイター通信(閲覧 2025.2.6)

続報 ▶ ホンダと日産自動車が経営統合話を打ち切り(2月13日)

13日付けで経営統合に向けた覚書を解約。経営統合する方向で話し合いが進んでいたが、完全白紙となった。一部報道によれば日産自動車の経営再建に向けた方針で両社が対立。日産自動車をホンダの事実上の子会社として経営再建を進める話あったが、これに日産自動車が反対した。両社は今後は従来どおりの「戦略的パートナーシップ」関係に戻る。

情報出典:ホンダ 日産 経営統合協議を打ち切り|NHKニュース閲覧 2025.2.13)

★公式情報:日産自動車、Hondaと三菱自動車 3社協業形態の検討に関する覚書の解約について閲覧 2025.2.13)

【事件】野村証券の元社員を逮捕、顧客から1000万円を詐取した疑い(2月6日)

元社員の30代男性を逮捕。野村証券に在籍していた昨年1月ころ、都内に住む70代女性に嘘の投資話を持ちかけ、1000万円を詐欺した疑い。元社員は在籍当時、富裕層向けの資産管理業務を担当していた。野村証券はお詫びコメント。野村証券は昨年11月にも元社員が強盗傷害で起訴されており、社員の不正行為を抑止すべく対応策を発表していた。

情報出典:野村証元社員が詐欺容疑で逮捕、顧客から1000万円詐取-副社長が謝罪|Bloomberg(閲覧 2025.2.6)

関連 ▶ 三井住友信託銀行の元社員にインサイダー取引の疑い、関係先を強制捜査(2月6日)

部長職だった50代の元社員の関係先に証券取引等監視委員会が強制捜査。業務で知り得た未公開のTOB情報を用いて株取引を行い、3000万円の利益を得ていた疑い。刑事告発を視野に捜査中。元社員は昨年11月に懲戒解雇処分に。

情報出典:三井住友信託銀行 元社員 管理職ポスト就き不正取り引き開始か|NHKニュース閲覧 2025.2.9)

関連 ▶ みずほ銀行の元行員が貸金庫から数千万円を窃盗、みずほ銀行はお詫び(2月18日)

窃盗は2019年に発生。支店勤務の元行員が貸金庫から数千万円を窃盗していた。元行員は懲戒解雇処分に。被害顧客との間では何かしら和解しており、刑事事件化せず。

★公式情報:元行員による不祥事案に関する一部報道について|みずほ銀行閲覧 2025.2.18)※リンク先PDF

情報出典:みずほ銀行 “支店の行員 貸金庫から数千万円盗む ” 正式発表|NHKニュース閲覧 2025.2.18)

【米国】トランプ大統領のガザ復興プランに反対意見続々(2月6日)

イスラエルのネタニヤフ首相との共同会見で発表。ガザ地区に住むパレスチナ人を周辺国に移住させ、アメリカがガザ地区を所有して経済発展させる復興プランを明かした。

イスラエルのネタニヤフ首相はプランを評価。一方、パレスチナ自治政府、サウジアラビア、エジプトほか、欧州諸国にくわえて中国政府ら揃ってプランを非難する声明。「2国家解決」が原則であり、移住の強制は国際法に違反するとの見解を示した。

情報出典:トランプ大統領の「米国がガザ所有」発言、中東や欧州が一斉に反発|CNNニュース(閲覧 2025.2.6)

参考情報:【解説】 トランプ氏のガザ「一掃」計画、「国際法違反」とみなされるのは不可避|BBCニュース(閲覧 2025.2.6)

【兵庫県】斎藤知事の選挙SNS運用めぐり初の家宅捜索(2月7日)

昨年11月の兵庫県知事選めぐり公選法違反の疑いで告発された斎藤知事(昨年12月に告発受理)。PR会社に対してSNS運用を目的とした報酬を支払っていた疑いが持たれている。神戸地検らPR会社の関係先などに初の家宅捜索を行った。

日本の公選法にはインターネットを活用した選挙運動に対して報酬を支払うことを禁止する規定あり、PR会社側がSNS運用にどれくらい主体的に関与していたかが争点となる。

情報出典:兵庫県知事選のSNS運用で関係先捜索 公選法違反容疑の告発受け|NHKニュース(閲覧 2025.2.8)

そのほか今週の主なニュース

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【裁判】私人逮捕系YouTuberの男に実刑判決、覚醒剤所持の教唆で(2月3日)
「ガッツch」を運営する男2人に実刑判決(東京地裁)。偽のメッセージを送って第三者に覚醒剤を所持させていた。男ら教唆を否定していた(情報出典
【社会】ドラッグストアでの集団万引き事件が多発、警視庁が業界団体に対策呼びかけ(2月4日)
万引きの認知件数は年1.3万件を突破。外国人旅行者による組織的な万引きが確認されており、警察庁がドラッグストアの業界団体に対策を呼びかけた(情報出典
【米国】トランスジェンダー女性の女子スポーツ競技への参加を事実上禁止、トランプ大統領が大統領令(2月6日)
トランスジェンダー女性が女子スポーツ競技の公平性を損ねたり、女子更衣室に入る行為をスポーツ分野における性差別を禁止する「教育改正法」の調査対象とする方針。違反認定された場合は公的資金援助など受けられなくなる(情報出典
【裁判】森友文書の存在を政府として認める方向(2月6日)
森友問題めぐる財務省の対応・見解をまとめた通称”森友文書”。政府による同文書の不開示の決定を違法と認定(大阪高裁)。政府は上訴を断念。加藤財務相は文書の存在を事実上認めた。近く文書の開示の可否の判断を行う(情報出典

 

 

2月10日(月)〜2月16日(日)週の時事ニュース

【裁判】岸田前首相襲撃事件、検察が懲役15年を求刑(2月10日)

2023年4月に発生した同事件。応援演説に訪れていた岸田首相(当時)に爆発物を投げつけた20代男性が殺人未遂などで起訴された。検察側は懲役15年を求刑。爆発物には殺傷能力あり、明確な殺意があったと主張した。弁護側は被告人の殺意を否定。傷害罪の成立にとどまるとして懲役3年が妥当と訴えた。

情報出典:岸田前首相襲撃、木村隆二被告に懲役15年求刑|読売新聞(閲覧 2025.2.10)

参考情報:岸田首相 選挙演説中に爆発物投げ込まれる|NHKアーカイブス(閲覧 2025.2.10)

続報 ▶ 被告人に懲役10年判決、殺人未遂罪を認定(2月19日)

和歌山地裁判決。爆発物の投げつけによる未必の故意を認定。けが人が出る可能性を予期できたとして殺意があったと判断した。

情報出典:岸田前首相襲撃、木村被告に懲役10年判決 殺意を認定|日本経済新聞閲覧 2025.2.19)

【袴田事件えん罪事件】検事総長談話めぐり国を提訴へ、袴田さん弁護側(2月13日)

袴田事件の再審無罪に対する検事総長談話で「判決は多くの問題を含み到底承服できない」(が、検察として控訴を断念する)とコメント。これを袴田さんに対する名誉毀損と判断。無罪判決を受けた人間を犯人視する談話を公にしている状況を問題視した。

情報出典:袴田さん弁護団 再審無罪判決での検事総長談話めぐり国提訴へ|NHKニュース(閲覧 2025.2.13)

【経済】楽天の営業利益が5年ぶり黒字化、携帯電話事業は初の単月黒字化(2月14日)

出典:2024年度決算説明会プレゼンテーション資料|楽天グループ

楽天グループが昨年1年間の業績を発表。売上高は2.2兆円と過去最高だった。営業利益は529億円となり、5年ぶりに営業黒字を確保した。2019年に参入した携帯電話事業(楽天モバイル)への巨額投資が一段落ついたほか、2024年12月には初の単月黒字化を達成。経営の重しとなっていた携帯電話事業で収益化の兆し。2025年度には通期黒字化できる見通し。

★公式情報:2024年度決算説明会プレゼンテーション資料|楽天グループ(閲覧 2025.2.15)

参考情報:楽天グループ決算 営業損益529億円の黒字 5年ぶりに黒字転換|NHKニュース(閲覧 2025.2.15)

【青森県】病院の元院長ら2人を逮捕、犯人隠避の疑い(2月14日)

入院患者間の殺人事件を隠匿し、虚偽の死亡診断書を作成していた疑い。青森県八戸市にある記念病院の元院長と医師(いずれも60代男性)を逮捕した。

情報出典:みちのく記念病院の殺人隠蔽、不適切な死亡診断が常態化か…記載された死因の大半が「肺炎」|読売新聞(閲覧 2025.2.17)

 

 

2月17日(月)〜2月23日(日)週の時事ニュース

【ミャンマー】日本人の男子高校生2人を保護、闇バイトで渡航(2月18日)

愛知県に住む16歳の男子高校生ら2人がタイ当局に保護された。昨年12月に日本からミャンマーに渡航し、日本向けの特殊詐欺(詐欺の電話など)を実行していた。闇バイト案件とみられる。

情報出典:ミャンマーで日本人の男子高校生2人保護 特殊詐欺に加担か|NHKニュース(閲覧 2025.2.18)

参考情報:ミャンマー特殊詐欺拠点 関連ニュース|時事通信(閲覧 2025.2.18)

関連 ▶ 【特殊詐欺監禁】ミャンマーで7000人超の外国人を保護(2月24日)

現地の武装勢力ら特殊詐欺の拠点を捜索。これまで7000人を超える外国人を保護した(日本人はおらず)。外国人のうち大多数は中国人。特殊詐欺を主導する詐欺グループも中国系とみられる。

情報出典:ミャンマー詐欺拠点から7000人救出、タイ当局受け入れ遅れ 国境で立ち往生|ロイター通信閲覧 2025.2.25)

参考情報:幕引き急ぐ中国、摘発へ圧力 「一帯一路」隠れみの―ミャンマー拠点犯罪|時事通信閲覧 2025.2.25)

【アフガニスタン】タリバン幹部が訪日、外務省幹部と面談(2月19日)

アフガニスタンを事実上統治しているタリバン暫定政権のナザリ経済副大臣が訪日。日本の外務省幹部と面談した。19日にはメディア向けに書簡公開。日本・アフガニスタン間の友好を訴えた。タリバンはイスラム原理主義組織(政治組織)の1つ。2021年にアフガニスタンの駐留米軍を国外追放。以降はアフガニスタンを事実上統治している。タリバン関係者の訪日は今回が初のケースとみられる。

情報出典:友好関係強調、アフガン支援訴え 訪日のタリバン高官が書簡|共同通信(閲覧 2025.2.20)

参考情報:タリバンってそもそも何? 専門家に聞く|NHK国際ニュースナビ(閲覧 2025.2.20)

【ドイツ総選挙】ショルツ首相率いる与党が大敗、最大野党が議会第1党に(2月23日)

最大野党で中道右派の「キリスト教民主・社会同盟」が最大議席を獲得。極右政党「ドイツのための選択肢」が議会第2党に躍進した。ショルツ首相が率いる与党(社会民主党)は議会第3党とふるわず。物価高対策や不法移民対策が選挙の主な争点だった。議会過半数を抑えた政党はなく、最大野党とショルツ首相率いる現与党が大連立する見通し。

情報出典:ドイツ総選挙、最大野党の中道右派が勝利 極右AfDは第2党に|BBCニュース(閲覧 2025.2.24)

【天皇誕生日】一般参賀に2.3万人が訪れる(2月23日)

天皇陛下の65歳の誕生日。日曜日だったこともあり、一般参賀には2.3万人が訪れた(記帳者含む)。参賀者数は令和以降の天皇誕生日参賀で過去最多

情報出典:天皇陛下の65歳の誕生日祝う一般参賀 皇居で行われる|NHKニュース(閲覧 2025.2.24)

そのほか今週の主なニュース

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【スペイン】サッカー連盟元会長に実刑判決、女子サッカーW杯で選手にキス(2月20日)
スペインサッカー連盟のルビアレス元会長に170万円の罰金刑。2023年の女子W杯の優勝後セレモニーで自国選手にキスして炎上。性的暴行の罪で刑事起訴された。元会長側はコミュニケーションの一環と主張していた。判決では同意のない性的暴行の類と判断された(情報出典

 

 

2月24日(月)〜2月28日(金)週の時事ニュース

【兵庫県】斎藤知事パワハラ調査リークめぐり議員2人の処分決定、日本維新の会(2月26日)

斎藤知事のパワハラ調査めぐる内部情報をリークした兵庫県議会議員2人に対する処分を決定。岸口実氏は除名処分。増山誠氏は離党勧告処分。

岸口氏は百条委員会の音声を無断録音し、N国・立花党首にリークしていた。また、調査中の公用PC内の資料も立花党首に提供していた。岸口氏は先に提供の事実を認めていた。日本維新の会の吉村代表は、岸口実氏は議員辞職すべきとの考え示す。

情報出典:兵庫維新 岸口氏を除名 増山氏を離党勧告とする処分を発表|NHKニュース(閲覧 2025.2.27)

【事件】AIで不正アクセス&回線契約を繰り返した中高生3人を逮捕(2月26日)

中学3年生の男子生徒2人、高校1年生の男子生徒1人を逮捕。楽天モバイルに不正アクセスを繰り返し、1000件以上の携帯回線を契約。回線の転売により750万円相当の利益を得ていた疑い(罪状は不正アクセス禁止法違反の疑い、電子計算機使用詐欺の疑い)。

中高生らテレグラム(匿名チャットアプリ)で20億件超の楽天会員情報を入手。生成AIを活用してログインから回線契約まで自動化処理していた。

情報出典:生成AI悪用し楽天モバイルに不正アクセス、1000件以上の回線入手し転売か…容疑で中高生3人逮捕|読売新聞(閲覧 2025.2.27)

【社会】オンライン上での本人確認をマイナンバーカード使ったICチップ認証に一本化へ(2月26日)

身分証明書の写真アップロードを通じた本人確認を廃止。マイナンバーカードのICチップ認証で一本化する。なりすまし対策が目的。法改正を経て2027年4月よりルール変更される見通し。

情報出典:ネットバンクの本人確認、原則マイナカードで 27年にも|日本経済新聞(閲覧 2025.2.27)

【72万人】日本の出生数が過去最少を更新(2月27日)

厚生労働省が人口動態統計の速報値を公表。昨年1年間の出生数は72万988人で過去最少に。減少は9年連続。対前年比で3.7万人の減少とあり、このペースで行くと今年にも70万人台を割る見通し。出生数から死亡者数を差し引いた人口の自然増減数はマイナス89万7696人となり、これも過去最大の減少数を更新した。

情報出典:昨年出生数、過去最少72万人 9年連続減、婚姻は2年ぶり増―少子化が加速・厚労省|時事通信(閲覧 2025.2.28)

【少子化】JR東日本が高卒向けに総合職採用を解禁(2月28日)

これまで総合職採用は大卒(四大卒)に限っていたが、今年度採用より高卒、専門卒、短大卒も総合職採用の対象とする。高卒を総合職採用の対象にするのは日本の大企業でほぼ初の事例。昨今では星野リゾートが大学1年生に対して内定を出す制度を開始するなど総合職人材の早期確保に向けた競争が激化中。

★公式情報:JR東日本 採用情報(閲覧 2025.3.1)

参考情報:JR東日本、高卒・専門卒も総合職に 学歴で差をつけず|日本経済新聞(閲覧 2025.3.1)

【IT】IP電話サービス「Skypeスカイプ」のサービス終了(2月28日)

運営元のマイクロソフトが発表した。今年5月にサービス終了する。Skypeは2003年にサービス開始。IP電話サービス(インターネット回線を使った通話サービス)の先駆けとして知られた。2000年代に世界的に普及したものの、もっぱら2010年以降はスマホ対応が遅れて人気が下火に。

情報出典:Skype、21年の歴史に幕 ネット通話先駆けも競合多く|日本経済新聞(閲覧 2025.3.1)

そのほか今週の主なニュース

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【女子サッカー】なでしこジャパンが国際親善大会で優勝、13年ぶりに米国破る(2月27日)
アメリカで開催中の国際親善大会で日本代表が優勝。決勝では米国を2-1で破った。公式戦で米国に勝利したのは2012年以来13年ぶり。通算成績では2勝8分け30敗(情報出典

 

 

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