2023年2月に話題になった時事ニュースをデイリー版からピックアップ。
【社会全般】【政治】【経済】【国内】【国際】【芸能/エンタメ】の6つのカテゴリーに分けて1ヶ月を振り返ります。
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2023年2月に話題になった時事ニュースを振り返る
2023年2月の社会全般ニュース
【SNS炎上】スシローほか飲食チェーン店で客の迷惑行為が続く
回転寿司チェーン「スシロー」で客が迷惑行為。テーブル上のしょうゆボトルをペロペロする様子をSNS投稿しておりネット炎上した。類似行為が他の飲食チェーンでも相次ぐ。いずれも刑事&民事で対応する姿勢を示した。
【事件】日本各地で相次ぐ強盗傷害事件の指示役とみられる男ら逮捕
フィリピンの入管施設に収容される日本人男性ら4人を特殊詐欺事件での窃盗容疑で逮捕。いずれも現地で裁判中とあり日本への強制送還を免れていた。今回、政府レベルでの交渉で強制送還に持ち込んだ。
逮捕された男ら4人のうち1人は「ルフィ」の名前で呼ばれており、連日マスコミで取り上げられた。
【2月24日】ウクライナ侵攻1年、バイデン米大統領がウクライナを電撃訪問
ロシアによるウクライナ侵攻が丸1年を迎えるにあたり各国で動き。
バイデン米大統領はウクライナの首都キーウを電撃訪問。ウクライナに対する全面支援を表明した。プーチン露大統領は年次教書演説で米露間の核軍縮条約「新START」の履行を一時停止すると表明し、核戦力で揺さぶり。最中、中国政府がウクライナ停戦を仲介する方針を表明し、これまでの傍観姿勢を一転させた。
2023年2月の政治ニュース
【通常国会】岸田首相「子育て予算倍増」の定義めぐり答弁迷走
岸田首相が今年の通常国会の目玉として挙げた子育て関連政策。スローガンたる「子育て予算倍増」の定義めぐり答弁が二転三転。予算に関しての目標ではなく、予算倍増に相当する政策目標との趣旨で押し通した。今年6月にも予算倍増(相当)の子育て政策の大枠を提示するとしている。
【LGBT】岸田首相が荒井首相秘書官を更迭、同性婚に対して差別的発言で
今国会の論争テーマの一つである同性婚(同性婚の法制化)。5月の広島G7サミットまでに何かしら道筋を示せるかが注目される。
最中、荒井首相秘書官が同性婚に対して差別的発言を行って更迭された。岸田首相は森まさこ議員を「LGBT理解促進担当」(役職)に任命するなどLGBT支援の方針を打ち出し。
性交同意年齢の引き上げ含む刑法改正の要綱まとまる
法制審議会が斎藤法相に要綱提示。刑法制定以来(1907年以来)変わっていない性交同意年齢の13歳から16歳への引き上げで概ね合意。盗撮や未成年者に対するグルーミングを罰する規定も新たに設ける方向。
そのほか主な政治ニュース
- 【参議院】ガーシー議員の処分確定「議場での陳謝」
- 【政界引退】自民党・岸信夫氏が体調不良で議員辞職、安倍元首相の実弟
- 【北朝鮮】拉致被害者家族会「問題解決すれば人道支援に反対せず」、金総書記宛ての書簡で異例の譲歩
- 【東京五輪談合事件】組織委員会の元次長ら逮捕、東京五輪のカネめぐる問題の新たな火種に
- 沖縄本島北部にある無人島を中国系企業が買収で波紋、安保関連の土地買収規制の対象外
- 【戸籍法改正】極端な「キラキラネーム」を戸籍上で認めない方向で調整
- 原発の60年超運転を事実上認める法案方針で合意および閣議決定、今国会に改正法提出へ
2023年2月の経済ニュース
【日銀】次期総裁候補に植田和男氏
衆参両院で同意が得られれば内閣より次期総裁に任命される。植田氏は現在71歳。東京大学でながらく教鞭をとった経済学者。1998年〜2005年までは日銀審議委員を務めた。
所信聴取では2013年から続く異次元の金融緩和(物価上昇率2%達成に伴うデフレ脱却目標)を継続する意向を示した。
【ChatGPT】文章生成AIの人気沸騰、関連サービスが続々登場
昨年11月に一般公開された「ChatGPT」から人気に火がついた文章生成AIサービス。高度かつ論理的な長文が自動生成できるとあり、未来のWord・Excelソフトと言われんばかりに注目を集めた。
同様の文章生成AIサービスが相次ぎ登場。日本国内のサービスだと「note」や「Notion」がAI執筆機能を先行リリースした。
三菱重工が国産ジェット事業から撤退、日本初のジェット機の完成ならず
新型コロナによる航空需要の減少などを受けて、事業採算が取れる見込みが限りなく薄くなったことから事業撤退へ。2020年から開発自体はストップしていた。
「三菱スペースジェット」(旧MRJ)は2008年に事業立ち上げ。戦後日本で叶わなかった国産初のジェット機として注目を集めたが、開発遅れから今日まで納入されず。
2023年2月の国内ニュース
【新型コロナ】マスク着用を個人判断に、3月13日より新指針
従来のマスク着用ルール「原則として屋外では不要、屋内では着用を推奨」を撤廃。3月13日より「屋内外問わずマスク着用は個人の判断に委ねる」に変更する。通勤ラッシュ時など混雑した環境では「マスクを推奨」と含み。
出生数が80万人割れ、統計開始以降で過去最少
昨年1月〜12月までの出生数が79万9728人(推計値)となり、統計開始した1899年以降で過去最少に。厚生労働省の予測では2033年に年80万人を割るとみられていたが、予測より11年早かった。
日本の出生数は1949年に過去最多の年250万人を記録。1970年代以降ながらく少子化傾向にあり、2016年に年100万人を割った。
【感染症】サル痘の名称を「エムポックス」(mpox)に変更へ
厚生労働省の専門部会で概ね合意。WHOがサル痘の名称を「mpox」に変更したのに伴い、日本語でもカタカナ表記で「エムポックス」として公式使用する。
サル痘の名称は1958年から使われているが、昨年度の感染拡大時に名称ゆえに差別や偏見を招いたとして名称変更に至った。
そのほか主な国内ニュース
- 【14年ぶり】JAXAの新たな宇宙飛行士候補2名が決定
- 【東京都】上野動物園のパンダ「シャンシャン」が中国に帰国、2017年に自然交配で誕生
- 【天気】日本各地で大雪、東京都心部でも大雪警報
- 【気象庁】緊急地震速報の発表基準に新たに「長周期地震動」を追加
- 東京書籍が高校教科書を一部回収、1000箇所超の表記ミス見つかる
- 無許可で海外向けの臓器あっせんした疑いでNPO理事を逮捕、同容疑での摘発は日本で初めて
- 【4630万円誤送金トラブル】田口翔被告に懲役3年・執行猶予5年判決、山口地裁(のちに控訴)
- 社会学者・宮台真司教授の切りつけ事件の容疑者とみられる男の死亡を確認
2023年2月の国際ニュース
トルコでM7.8地震、死者5万人超
トルコ南東部のガジアンテプ市を震源としたM7.8地震が発生。トルコと隣国シリア合わせて死者は5万人を超えた。耐震基準を満たさない違法建築の横行で建物崩壊による被害が拡大したとの見方。
中国製の気球めぐり米中対立が加熱、日本でも気球対策が課題に
米本土上空を飛行していた中国製の気球めぐり米中対立。米軍が気球を迎撃。残骸を調査したところアンテナなどの通信傍受機器が確認された。中国政府は気球は民間の研究用気球と主張していた。
日本国内でも過去に同様のものと思われる気球が飛行しており、政府が対策に追われた。浜田防衛相は気球であっても領空侵犯なら武器を使用して迎撃できるのと見解を示した。
北朝鮮が弾道ミサイル発射、日本EEZ内に落下
北朝鮮が昨年11月以来となるICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験。北海道・渡島大島沖から西200kmの海上に弾道ミサイルが落下した。
北朝鮮のミサイル発射を受け国連安保理で緊急会合。日米ら「ミサイル発射は安保理決議違反」と提起も中露の反対で安保理採択ならず。
2023年2月の芸能/エンタメニュース
【アニメ映画】スラムダンクが興行100億円突破
昨年12月に公開が始まったアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』。公開67日目にして興行収入が100億円の大台を突破した。
お隣・韓国でもヒット。観客動員数が381万人を突破。韓国国内で上映された日本映画で歴代1位の観客動員数を更新した。
【車いすテニス】国枝慎吾が引退会見「十分やりきった」
車いすテニスで世界ランキング1位の国枝慎吾選手が引退を発表(1月)。
記者会見では約20年のプロ人生を回禄。昨年7月の全英オープンで優勝して生涯グランドスラム(4大大会優勝&五輪優勝)を達成。これに伴い引退を考えるようになったと明かした。
【MLB】ダルビッシュ有が異例の長期再契約、6年総額140億円
2021年から所属しているサンディエゴ・パドレスと再契約。契約金は6年総額140億円(1億800万米ドル)。ダルビッシュは現在36歳で年齢的には引退間近だが、異例の高額かつ長期の再契約に。
そのほか主な芸能/エンタメニュース
- 【囲碁】13歳の女流プロ棋士・仲邑菫三段が初タイトル獲得
- 【55歳】サッカー三浦知良がポルトガル2部リーグに移籍、プロ38年目で再度の海外挑戦
- 【米グラミー賞】宅見将典『Sakura』が最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞を受賞
- 【パリ五輪の新種目】ブレイキン国際大会で日本人選手が男女ともに入賞、女子はAMIが準優勝、男子はShigekixが3位
2023年2月の訃報
- 松本零士(漫画家、享年85歳)
- 豊田章一郎(トヨタ自動車元社長、享年97歳)
- 横路孝弘(元衆院議長、享年82歳)
- 笑福亭笑瓶(落語家、享年66歳)
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